英検準2級の二次試験(面接)の合格率は、80%くらいと言われています。
とはいえ、対策や準備ができていないと、本番で緊張して黙ってしまうことに。
当日の試験の流れを確認して、合格のポイントも解説します。
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英検®準2級二次試験面接の流れ
試験会場までに気を付けること
1,時間・場所をチェック
一次試験を準会場で受けた場合、二次試験の会場が異なることがあります。
特に大学は大きな建物がたくさんあるので、何号館かまで位置を確認しましょう。
到着は30分前が望ましいです。
2,持ち物チェック
- 身分証
- 本人確認票
- 受験票
- 筆記用具
忘れ物が多い人は、必ず家を出る前にチェックしましょう。
試験が受けられない場合もあるからです。
3,受付
受付で面接カードをもらい、必要事項(生年月日、氏名など)を記入します。
係員の指示にしたがい、控室に案内されます。
*保護者が付き添う場合、保護者控室で試験終了まで待機します。
入室から退室までの流れ
1,入室
面接はすべて英語で行われます。
ノックをして、Please come in. など指示があれば、入ります。
面接委員は、外国人の場合もあります。
面接委員(以下め):Hello. / Good morning.
受験者(以下じゅ):Hello. / Good morning.
間違って日本語を話してしまっても、Hello. と言い直せば大丈夫です。
2,面接カードをわたす
め:Can I have your card, please? (カードをもらっても、よろしいですか。)
じゅ:Yes, here you are. (はい、どうぞ)
ここで受付で記入した「面接カード」をわたします。
め:Please have a seat. (お座りください。)
じゅ:Thank you. (ありがとうございます。)
面接委員の指示があってから、座ります。
カバンなどの持ち物も置きます。
3,名前・級の確認
め:My name is ~. May I have your name, please? (私の名前は~です。お名前をうかがってもよろしいですか。)
じゅ:My name is 自分の名前. (私の名前は~です。)
め: Mr. / Ms. ~, this is the grade per-2 test, OK? (〇〇さん、こちらは準2級のテストですが、大丈夫ですか。)
じゅ:OK.
め:How are you? (調子はどうですか。)
じゅ:I’m fine. / I’m good.(元気です。)
4,「問題カード」をもらう
め:Now, let’s start the test. (今からテストを始めましょう。)
じゅ:OK.
め:Here is your card. (こちらがあなたのカードです。)
じゅ:Thank you. (ありがとうございます。)
「問題カード」をもらったら、必ずThank you といいましょう。
5,英文(パッセージ)の黙読
め:Please read the passage silently for 20 seconds. (20秒間、英文をだまって読んでください。)
じゅ:OK.
面接委員は20秒測りながら、待っています。
6,英文(パッセージ)の音読
め:Now, please read it aloud. (今から声に出して読んでください。)
受験者は英文を音読します。
・ゆっくり大きな声で読むようにしてください。
・言い間違えがあっても、言い直さずに最後まで読みます。
・わからない単語があっても、黙らず何となくの感じで読んでください。
7,英文への質問
め:Now, I’ll ask you five questions. (今から5つ質問をします。)
め:According to the passage, why / how ~? (文章によると…)
もしも、質問が聞き取れない場合は、つぎの言葉を言ってください。
・Pardon? / Could you say it again?
一度、聞き返すだけなら、減点されません。
質問の答えがすぐに浮かばないときは、こう言って間をつないでください。
・Well … / Let me see.
答えを言い直したいとき、
Excuse me. と言ってから、新しい答えをいいましょう。
英検準2級の場合、英文中にそのまま答えがあるので、それを使って答えましょう。
ちなみに、2級では英文2つを組み合わせる必要があります。
8,イラスト問題(その1)
め:Now, please look at the people in picture A. They are doing different things. Please tell me as much as you can about what they are doing.
(では、絵Aの人々を見てください。彼らはさまざまなことをしています。彼らが何をしているのか、できるだけたくさん私に話してください。)
受験者はイラスト中の5~6人の動作を英語で説明します。
The man is cutting a tree. といった感じで、現在進行形を使ってください。
9,イラスト問題(その2)
め:Now, please look at the girl in picture B. Please describe the situation.
(絵Bの女の子を見てください。その状況を説明してください。)
describe: 描写する、という意味。
英文2文以上で、人物が何をしたいのか、どういう状況にあるのかを説明します。
She can’t eat a hamburger because it was eaten by someone.
のような感じで、答えます。
can’t や because, but, をよく使います。
10,日常生活についてYes, No, で答える質問(その1)
め:Now, Mr. / Ms. ~, please turn over the card. (では、○○さん、カードを裏返してください。)
め:Do you think it is important for us to study abroad? (留学することは重要だと思いますか。)
じゅ:Yes.
め:Why?
じゅ:We can learn natural English there. So Studying abroad is good for us.
多くの人が苦手とするのが、日常生活に関する質問2題です。
最初はすぐに英語で答えられないので、書いてみて練習することがおすすめ。
11、日常生活についての質問(その2)
め:Today, more and more people have their pets. Do you think it is a good idea?
(今日、ますます多くの人がペットをかっています。それはよい考えだと思いますか。)
じゅ:Yes.
め:Please tell me more.(くわしく説明してください。)
じゅ:We have a great time with our pets every day. So people will become friendly with animals.
(私たちは毎日ペットとすばらしい時間をすごします。だから人々は動物と親しくなるでしょう。)
試験本番では、Yes/No は理由を答えやすいほうにしましょう。
あなたの本心を英語で言う必要はないので、簡単な英語で表現しましょう。
ただし、練習ではYes/No両方の答え方ができるようにしておくと、本番で頭が真っ白になることが減ります。
12、問題カードを返す
め:OK. This is the end of test. (わかりました。これでテストを終わります。)
め:May I have your card back, please? (問題カードを返してください。)
じゅ:Here you are. と言う。
「問題カード」を面接委員に返します。
13、退室
め:You may go now. Good bye.(もう退室してもいいです。さようなら)
じゅ:Good bye. Have a nice day. (さようなら、よい一日を)
とあいさつをして、部屋を出ます。
英検準2級面接の採点基準
面接での採点基準は次のものです。
音読 | 5 |
質問1(パッセージ) | 5 |
質問2(イラスト) | 5 |
質問3(イラスト) | 5 |
質問4(日常生活) | 5 |
質問5(日常生活) | 5 |
態度(attitude ) | 3 |
合計33点中20点以上取れたら、合格です。
この attitude は、英語を話したいという積極的な姿勢を見るものです。
Thank you. やHere you are. など基本的なあいさつは忘れないようにしましょう。
また、答えが詰まっても、とっさに英語が話せていると、評価が高いです。
「過去6回全問題集」に合計12回分の問題があるので、入室から退室までの流れを練習しておきましょう。
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