世界史は暗記する事柄が多いうえ、流れを掴みづらい科目です。
日本史との大きな違いは、地図を扱う問題が多いこと。
優先すべきは他の科目の勉強で、社会はあまり時間をかけられないでしょう。
そこで、忙しい受験生でも共通テスト世界史で9割とるための参考書を勉強法とともに紹介します!
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世界史の基礎固めにおすすめの参考書
世界史の流れを整理する
山川の詳説世界史Bは、とてもよくできた教科書ですが、これだけで共通テスト9割は大変です。
ニャマ先生のような歴史オタクは別ですが。
教科書の編集上、時代と地域をぶつ切りにするしかない単元があり、理解を妨げています。
東南アジア、インド、イスラーム、東ヨーロッパ、アメリカ大陸がそんな感じです。
参考書を選ぶポイントはこちら!
- 教科書をおかゆのようにかみ砕いたもの
- 地図があるもの
- 前述の「ぶつ切り地域」をわかりやすくまとめたもの
- 予備校講師のノイズが少ないもの
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いたは世界史が大嫌いな人におすすめです。
地域・時代のぶつ切り問題が解消され、とてもわかりやすい構成になっています。
世界史を授業で選択しなかった人でも、さっと読めてしまうでしょう。
しかし共通テスト対策にはイマイチですし、1,500円はちょっと高いです。
時代と流れで覚える! 世界史B用語は、すべての人に向いています。
地図や時代の流れ、教科書の要点を整理することでき、とてもコンパクトです。
おすすめの使い方はー
- 地図と文章をノートに書き写す
- おなじ単元の教科書・資料集を読む
- 赤シートで覚える
というやり方。
共通テストは単純な暗記を求めておらず、情報を整理し考察する力が重要です。
定期考査のように「一問一答」で80点取れる甘い試験ではありません!
原因・背景、内容・経過、結果・影響という流れに加え、地域どうしのつながりを理解することが必要です。
ですから、自分の手を動かしノートを作る作業をやってください。
ヨコから見る世界史 パワーアップ版 (大学受験プライムゼミブックス)は地域どうしのつながりを理解するための参考書です。
『時代と流れで覚える世界史用語』ではカバーできない点を補えます。
あれば便利という程度ですから、ヨコのつながりが苦手な人だけおすすめです。
まだ共通テストでよく狙われるポイントの記載もあります。
独学・予習に最適
学校の授業があまり進んでいない、共通テストまでに教科書が終わりそうにない、と思ったことありませんか。
そんなとき、高校とってもやさしい 世界史を使って、予習をしてしまいましょう。
世界史が苦手な人は、『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』を読んだあとに、こちらのテキストをやってみてください。
共通テスト対策としては不十分ですが、最低限のことが1冊でおさえられます。
使い方は、教科書を読みながら、文章をまるごとノートに書き写す方法です。
『とってもやさしい世界史』を終えたら、『流れと時代で覚える世界史』に入りましょう。
共通テスト世界史の参考書
共通テスト世界史に慣れる
共通テストの問題は、文書、地図、グラフの読み込みが多いです。
問題をちゃんと読まないと正解にたどりつくことができません。
問題の解き方がよくわからない人は、改訂版 大学入学共通テスト 世界史B予想問題集を使ってみてください。
問題の正解・不正解に一喜一憂するのが目的ではありません。
ポイントは解説が充実しているところです。
覚えた知識を使って、正解のたどり着く方法が書かれています。
もしも忘れている事柄や不明なことがあれば、自分のまとめたノートに書き足しましょう。
『予想問題集』の4題だけでは物足りない人は、大学入学共通テスト 世界史トレーニング問題集がおすすめ。
2回の試行調査をもとに作成したオリジナルの練習問題集です。
通史の順に問題が記載されているので、教科書から復習がやりやすくなっています。
ただし解説が少ないため、『予想問題集』を先にやることをおすすめします。
2次試験の記述問題がある人は、「世界史の論述が書けない人のための勉強法」もご覧ください。