【2025年】高校入学前に買うべき参考書(全教科)

高校入学前の参考書 塾・家庭教師

新高校1年の合格祝いに、おすすめの参考書を紹介します!

高校の勉強は、体感として中学校の約5倍くらい分量と難易度です。

近年は難関大学と定員を割っている大学の二極化が進んでいます。

めちゃくちゃ勉強していろんな企業に就職できる大学生と、勉強も何もしたくない大学生の二種類です。

この記事に紹介する参考書すべてあわせても、大学1校の受験料におつりがくる金額です。

高校入学前にぜひ、やさしいレベルの参考書から基礎を積み上げていきましょう。

この記事は、広告を含みます。

高校入学前に買うべき参考書

新高1におすすめの英語参考書

英語と数学は、高校の勉強で最も負担が大きい教科です。

偏差値60の子でも、薄くてやさしい参考書から始めてください。

高校英語の科目は、「英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ」と「論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」です。

かんたんに言えば、定期テストのたびに英語が2個(英コミュ・論表)あります。

学年ごとに理想の勉強内容は次のとおりです。

学年勉強内容
高校1年英文法高校単語音読
高校2年英文解釈(+音読)長文読解(+音読)受験単語(+音読)
高校3年長文速読熟語・語彙の活用個別試験対策

1,中学校の基礎がため

中学校のとき89~70点台だった人は、まだ単語や熟語の知識が少ないです。

そんな人は高校入学までに「中学基礎がため100%できた!単語・読解」を終わらせましょう。

1問でもわからない問題を残さないことが、大学入試で重要になってきます。

テストで50~69点台だった人は、さらに英文法が不十分だと思います。

仮定法、関係代名詞、分詞、現在完了、5文型の英文を間違えずに書けるでしょうか?

高校基礎英文法パターンドリル」は、中学内容から復習ができます。

文法が苦手な人におすすめです。

2,苦手な人でもわかりやすい英文法


高校英語の基礎は文法と単語です。

小難しい語句や、長い説明が嫌いな人には、「大岩のいちばんはじめの英文法」がおすすめ!

1ページあたりの文字数が少なく、学校配布の参考書よりもやさしいです。

大岩と同じレベルでは、「肘井学のゼロから英文法」があります。

どちらも英語が苦手な人向けなので、学校の参考書と同時進行で使うことがおすすめです。

3,苦手な人におすすめの単語帳

高校英語のもう一つの土台は、単語です。

しかし中学校の英単語も自信がない人には、いきなり大学受験の単語は頭に入らないと思います。

学校の単語帳が難しいなら、次の3つがおすすめです。

「ターゲット」派と「シスタン」派に、人気が二分されています。

「ターゲット」は音声アプリが使いやすいのが特徴です。

単語と例文を、再生速度を調節して、毎日好きなときに音読ができます。

「シスタン」は「ターゲット」より語句の幅が広く、意味の解説が多めです。

共通テストに出題された単語のカバー率は、「シスタン」がやや高めです。

英語が苦手な人は、「ターゲット1200」から始めることをお勧めします。

「ターゲット1400」でも、共通テスト50%以上、中堅私立大学レベルまでカバーできます。

 

 

新高1にわかりやすい数学参考書

高校数学も、学年や単元ごとに6科目に分かれます。

つまり、定期テストの数学は2個に増えます!

学年科目
高校1年数学Ⅰ数学A
高校2年数学Ⅱ数学B
高校3年数学Ⅲ数学C

公立学校でも高1の終わりから数Ⅱに、高2の2学期から数Ⅲに入ります。

また、2025年以降の共通テストから文系でも、数学C(ベクトル)が必須です。

1,数学が苦手な人にもおすすめの参考書

数学の参考書で、もっともわかりやすいのが「入門問題精講ⅠA」です。

「サイン、コサイン、何になる」と1960年代末から役に立たない数学の代表と扱われた三角比。

この三角比が、実社会でどのように役に立っているか、根本的な部分からわかりやすく解説しています。

しっかり解説を理解すれば、筆者のようなド文系でもすべての問題を自力で解けます。

数学ⅡB・数学ⅢCの「入門問題精講」もおすすめです。

2,チャートでくじけそうな人向けの参考書

学校配布の参考書は、おそらく「黄チャート」か「青チャート」がほとんど。

なかには、「フォーカスゴールド」を配られることもありますが、全問解ける自信ありますか?

チャート系で挫折しそうな人は、「基礎問題精講 数学ⅠA」がおすすめです。

青チャートの3分の1ほどの厚さで、例題は約2分の1ほどに凝縮されています。

ただし、「入門」と比べて「基礎」はやや解説が不親切と感じます。

 

新高1におすすめの国語(現代文)参考書

共通テストが始まってから重要度が増してきているのが、国語です。

英語、数学、など他の科目でも、文章を大量に読ませる問題が急増しています。

国語(とくに現代文)を制する者は、共通テストを制すると言っても過言ではないでしょう。

実際の共通テスト過去問を解いてみればわかります。

膨大な量の文章を限られた時間で読むために、次の力が重要です。

  • 語彙力
  • 要約力
  • 速読力

高1の段階では、語彙力と要約力(基本的な読解力)を鍛えていきましょう。

高校生は、大人が読むレベルの文章が読めて当たり前になります。

そのとき大きなカベが、難しい言葉の意味です。

現代の日本語もわからない言葉があると、文章もわからないですよね。

現代文の単語帳としては、「読解を深める現代文単語」や「現代文キーワード読解」などがあります。

「具体」と「抽象」の違いが分からないなら、一冊持っておくといいです。

現代文の勉強法は、問題を解きまくることではありません!

答えを導く「解説」を理解して、自力で再現する力をつけることです。

その方法は「田村のやさしく語る現代文」から始めましょう。

フィーリングやなんとなくで答えを考えがちな人に、基本中の基本から読解法を解説しています。

現代文最初の問題集は、「新・現代文レベル別問題集1」です。

読解時の脳内イメージを解説しており、YouTubeに解説動画が公開されています。

高校以上の問題は、正解までの道のりが長いので、答え合わせで一喜一憂するだけは無意味です。

現代文は特に解説をじっくり読んで、自分で解いてみることを繰り返しましょう。

語彙:「読解を深める現代文単語」か「現代文キーワード読解」
参考書:「田村のやさしく語る現代文」
問題集:「新・現代文レベル別問題集1

 

新高1におすすめの国語(古文)参考書

国語古文は、かなりの高校生が基本からつまずきます。

特に、動詞の活用と助動詞がわかるかどうかで、雲泥の差が生まれます。

ちなみに、国語も定期テストが2個に増えます。

前提として、中学校で習う現代語の「動詞の活用の種類と活用形」は理解しておいてください。

自信がない人は、「完全攻略中1~3国語文法・古典」を高校の授業が始まるまでに終わらせましょう。

古典文法は、現代語よりも覚えることが多く、複雑になります。

学校の授業ではわからない人に、「1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方」がおすすめです。

対話形式でわかりやすく、これで古典が得意になったという声もあります。

 

新高1におすすめの理科参考書

国語・数学・英語が、すべての教科の基礎学力です。

この3教科と部活動を同時にやるだけでも、かなりの体力を使います。

理科は、理系の大学(理工学部など)に進みたい人は、遅くとも高1の1月から始めた方がいいです。

理系「化学」「物理」「生物」「地学」から2科目
文系「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理基礎」から2科目

理系で人気の高い選択は、「化学」・「物理」の2科目です。

(医、薬、農、生物系に進学する場合は、「化学」・「生物」の選択が多いです。)

教科書よりやさしい参考書として、2冊紹介します。

まず、物理は、「秘伝の物理」です。

基本をわかりやすく解説しているだけでなく、YouTube上に筆者による授業も公開されています。

化学は、「宇宙一わかりやすい高校化学」です。

高校化学は理解することと覚えることが多いので、苦手をなるべく作りたくない人におすすめ。

文系志望で地学か生物選択の人は、購入する必要はありません。

新高1におすすめの社会参考書

社会も理科の選択と同じように、志望する進路によって科目が変わります。

ほとんどの高校は、高2に日本史、世界史、地理のどれかを選択するでしょう。

2025年度の共通テストから、次の通りです。

理系歴史総合⁺日本史探求、歴史総合⁺世界史探求、地理総合⁺地理探求
公共⁺倫理、公共⁺政治経済、から1つ選択
文系歴史総合⁺日本史探求、歴史総合+世界史探求、地理総合⁺地理探求
公共⁺倫理、公共⁺政治経済、から2つ選択

高1では「歴史総合」と「地理総合」が必修ですが、自主学習では英語と数学を優先するべきです。

むしろ、高校の勉強は、卒業後の進路に向けての準備期間と考えることができます。

まだ学校しか知らない状態では、大学の学部学科や、その先の就職や職業をイメージしづらいでしょう。

クラスのみんなや学校の友達と同じ道を進んでも、自分本人が満足できないこともあります。

自分が満足できる将来像を見つけるために、「最高の職業と進路が見つかるガイドブック」をおすすめします。

今から6年先、大学3年の就職活動についてイメージがわきやすいです。

子どものまま高校生活を楽しむより、親元から独立後の準備を始める時期ではないでしょうか?

 

高校入学前の参考書リスト

高校入学前に買うべき参考書を紹介しました。

英語・数学・国語は、どの高校でも買って損はない最新の参考書です。

学校指定で買う参考書と被ることが少ないと思います。

教科タイトル定価(2025年現在)
英語中学基礎がため100%中3英語単語・読解1,210円
高校基礎英文法パターンドリル1,510円
大岩のいちばんはじめの英文法1,100円
ターゲット1200990円
数学入門問題精講 数学1・A1,320円
基礎問題精講 数学1・A1,320円
国語読解を深める現代文単語1,012円
田村のやさしく語る現代文880円
新・現代文レベル別問題集1990円
岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法1,540円
理科宇宙一わかりやすい高校化学1,870円
秘伝の物理2,178円
社会最高の職業と進路が見つかるガイドブック1,650円

合計13冊で、17,570円となります。

理科の選択はまだ保留なら、合計11冊の13,522円です。

共通テスト受験料が18,000円、国公立大学2次試験が17,000円なので、大学1回の受験料よりお買い得ですよね。

アマゾンではギフト設定もできるので、合格祝いにいかがでしょうか。

これらの参考書は、自宅学習で3周以上することがおすすめです。

 

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