世界史は覚えることが多く、流れを整理するのが大変ですよね。
論述になると何を書けばいいかわからない状態になっていませんか。
そこで、世界史の論述が書けない人のために参考書の使い方を紹介します。
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世界史の論述が書けない原因
教科書の整理
世界史の論述が書けない人の特徴はー
- 「一問一答」のみで世界史を暗記できたと思っている
- ある事件の原因・背景、経過・内容、影響・意義などを理解していない
- 地域どうしのつながりを理解していない
- 教科書が読めない
- 国語の論述も苦手……etc.
まずは共通テストで90点以上取れるだけの力が必要です。
赤シートで隠した用語だけを覚えたり、教科書の太字以外のところを読んでいなかったりしていませんか。
共通テストはこうした勉強法で対処できる試験でありません。
教科書の内容をよく理解したうえで、知識を活用する力を試す試験です。
同じことは、論述など国公立・私立の試験にも当てはまります。
時代と流れで覚える! 世界史B用語を使い、教科書の内容を整理しましょう。
教科書を読みながら、地図・文章をノートに書き写すことが効果的です。
詳しくは【共通テスト】世界史で9割とる参考書ルートをご覧ください。
重要なところがわからない
教科書を読んでも重要なところがわからない人いませんか。
世界史において大事なことは、「時間」と「場所」です。
「いつ」「どこで」「だれ」が「何」をしたか。
このポイントをおさえないと、何が重要かもはっきりしません。
赤い文字や教科書の太字は、そうしたポイントに置かれているはずです。
『時代と流れで覚える世界史用語』を使うとき、用語を含んだ文を覚えましょう。
論述が得意ではない
覚えた知識を使って文章を書くのは、簡単ではありません。
しかし世界史の論述は、国語の現代文ほど高度なことはしません。
参考書の解答例を覚えてしまうのも1つの方法です。
解答の書き方やルールがよくわからないうちは、効果的でしょう。
論述ではオリジナリティのある文章は求められません。
解答は教科書や参考書の解答例にある通り、要点を簡潔にまとめた文章です。
世界史の論述を書くための勉強法
解説を要約する
判る!解ける!書ける!世界史論述 (河合塾シリーズ)は、解答の書き方から丁寧に説明されています。
論述問題は、つぎの手順がおすすめです。
- 問題と解説をしっかり理解する。
- 解説を要約して、解答を書く。
- 自分と解答と解答例を比べる。
ポイントは解説を要約すること。
解答例と比較することで、問題の論点を理解でき、要約のスキルが身に付きます。
もしも自分の解答に自信が持てない場合、学校の先生に添削してもらいましょう。
解説をよく読む
もうひとつのおすすめは、みるみる論述力がつく世界史です。
こちらは解説が丁寧でわかりやすいのが特徴。
河合塾よりも易しい参考書です。
比較的に簡単な問題から、徐々に長い論述にチャレンジします。
最初に誤答があり、それが間違いの理由、正解へのプロセスが書かれています。
おすすめの使用法はこちら
- 解説をよく読む
- 解説の穴埋め問題もやってみる
- 解説の要約をする
論述系の参考書は、解説こそがメインディッシュ!
解説をよく理解していれば、論述をマスターできます。