英検®2級要約問題のテンプレート

2024年度から英検2級ライティングに要約問題が追加されました。

要約問題について、何を勉強したらいいかわからない人が多いと思います。

サンプル問題や過去問の解答例を参考に、もっとも書きやすいテンプレートを作ってみました。

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英検2級要約問題のテンプレート

英検2級要約問題のテンプレート

要約問題のテンプレート

要約問題は、150語程度の長文を45～55語にまとめ直す問題です。

「内容、構成、語彙（単語）、文法」の４つの観点から、16点満点で採点されます。

長文の構成は、次のような傾向があります。

第1段落：トピックの提示
第2段落：その話題のメリット２つ
第3段落：その話題のデメリット２つ

各段落を英文1文ずつにまとめれば、50語前後になります。

トピックは、学生生活に関するものが出やすい傾向があります。

要約問題の答案は、次の３文～5文がテンプレートです。

Nowadays, （第1段落後半のトピックを書く）.
By doing so, there are advantages for A. For example, B and C（メリットを書く）.
However, doing(第1段落の動作) has disadvantages.
For instance, 人 may not D and E（デメリットを書く）.

要約問題の書き方

具体的に、テンプレートの形に落とし込む方法を紹介します。

この通りに書けば、だれでも要約問題をクリアできます！

１，トピックを書く

サンプル問題と過去問を見ると、第1段落の最後の文がトピックそのままが多いです。

ただし、「Some of them 」は「Some students」に直すなど、注意しましょう。

本文中に「Nowadays」を使っている場合、「these days」に書き換えるといいです。

２，メリット２つを書く

「By doing so, A have advantages, such as B and C.」の形に直します。

Aは1文目に出た人などが入りますが、単数形か複数形かのミスをしやすいです。

また、「A have advantages, 」をさまざまな表現で言い換えられるようにしてください。

A have a positive effect on 人. For example, B and C.
there is a good effect on 人. For example, B and C.
A can help from B（AはBから助けを得られる）、など

おそらく多くの人が悩むのが、具体例を短く言い換えるところでしょう。

such as の後ろは、名詞か名詞句（動名詞）を入れます。

なので、動名詞で「saving travel time」と短く言い換えるほうが無難です。

名詞句を作るのが難しい人は、「For example, 人 can do B and do C.」と書いてください。

３，デメリット２つを書く

テンプレートは、「However, A have disadvantages. For instance, 人 may not D and E.」です。

2つ目と似ていますが、反対のことを書くので、「however」はつけてください。

のこりは、2段落目のテンプレがそのまま使えます。

テンプレを使った具体例

たとえば、「学生は最近英語の勉強にスマホを使う」というテーマで書くとこうなります。

Nowadays, students use smartphones to study English. By doing so, there are advantages for students. For example, students can practice correct pronunciation and look up the meaning of words. However, using smartphones has disadvantages. For instance, students may not concentrate on studying and memorize new words. (46語)

それらしい英文が、できました。

もし45語に届かないときは、「advantages for」を「a positive effect on 」にして語数を増やせます。

注意点は次のとおりです。