小学生でも英検4級にチャレンジすることが増えています。
英検4級の勉強は何から始めたらいいか、保護者方もお困りではないでしょうか。
英検5級との違いや、英検4級の合格点、勉強の教え方について解説していきます。
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*英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
*このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
英検®4級の試験内容
英検4級の難易度
英検4級は「中学中級程度」とされ、中学2年レベルの内容に相当します。
5級は中学1年2学期末までだったのに比べて、特に英文法や熟語のレベルが上がります。
一部には英検5級が簡単だからと、知識ゼロの状態から4級を受験する子供も!
中学生以上なら問題ありませんが、小学生はまだ英語の発音や勉強に慣れていないですよね?
小学生以下のお子様は、まず英検5級の合格を目指してください。
英検5級の教え方は、こちらです。
5級と4級の過去問を見た僕の感想を表にしました。
5級の英単語はイラストで表現できるものが中心ですが、4級以上は抽象的になりスペルも長くなります。
4級の英文法は、中学生が一般的に苦手とする内容が増えます。
5級 | 4級 | |
レベル | 中学1年の2学期くらい | 中学2年の2学期くらい |
単語 | 600語程度(イラストにできるレベル) | 880語程度(イラストにしづらい語句も) |
文法 | ・be動詞、一般動詞、命令文 ・疑問詞、can、現在進行形 | ・過去形、未来形、助動詞、接続詞、 ・不定詞、動名詞、比較 |
特徴 | ・単語の知識量が重要 ・合格点はやさし目 | ・不規則動詞など文法知識が必要 ・単語も少しレベルが上がる ・熟語問題が出る |
英検4級の合格点
英検は各級とも英検CSEスコアを採用し、1問ごとの配点は毎回変わります。
その分、2016年以降の満点と合格点はずっと一定です。
英検4級は、622/1000点(62%)が合格基準点となります。
5級の合格基準点が419/850点(49%)のと比べて、4級の難易度が高いです。
リーディング、リスニングともに配点は同じなので、両方とも62%以上の正答を目指しましょう。
正答数で言えば、リーディングが22/35問以上、リスニングが19/30問以上です。
分野 | 設問 | 問題数 | 配点 |
リーディング | 穴埋め | 15 | 500 |
会話 | 5 | ||
並び替え | 5 | ||
長文 | 10 | ||
リスニング | 会話の応答 | 10 | 500 |
会話の内容 | 10 | ||
短い文の内容 | 10 |
英検4級の合格率
2016年に英検CSEスコアを導入して以来、公式から合格率は公表されなくなりました。
2015年の英検4級の合格率が70%前後だったと言われており、大きな変化はないと思われます。
英検は資格試験なので、十分に対策と準備をしてきた子が受かります。
特に、過去問をたくさん解いて、6割以上正解できる力をつけていきましょう。
試験は年3回(毎年6月、10月、1月ごろ)あるので、お好みのタイミングで受験できます。
公式サイトから、直近の過去問3回分を無料で見ることができます。
英検®4級の教え方
単語・熟語の覚え方
英検4級においても、単語の知識は重要です。
その内容も、interesting, introduce, など5級よりスペルの長い単語が増えてきます。
単語の覚え方は、次のようなやり方がおすすめです。
- スマホで音声を聞いて、音読をする
- 英単語を見て、発音と意味が言えるようになる
- スペルをノートに書く
特に、1と2の練習、つまり「音読」がきわめて重要です。
英単語が覚えられない子は、ノートに書き取りだけして、音読をほとんどしていません。
リスニングができない理由も、音読をしなかったことにあります。
発音がわからない単語ほど、音声を何度も聞いて音読してください。
フォニックス(文字と発音のルール)は、4級の単語でも有効です。
さらに「熟語」が4級から出題されます。
2語~3語程度のやさしいものがほとんどなので、英文法の練習にあわせて覚えることがおすすめです。
英検4級の英単語は、「でる順パス単4級」がおすすめ!
英文法の練習
中学生と小学生では、英文法の学習方法がちがいます。
小学生は、次のやり方が有効です。
- 具体的な言葉でシンプルに説明し、複雑な文法用語はさける
- 問題練習をして、ルールに気づかせる
- 反復練習をして、英文が書けるようになる
小学生に「不定詞の形容詞的用法」なんて難しい言葉を使うと、勉強が嫌になってしまいます。
代わりに、「something(何か)の内容 を to eat (食べるための)で説明している」と言ったほうが分かりやすいです。
あとは問題練習によって、「something to eat 」とおなじパターンだと気づかせます。
英文法の練習問題は、「わからないをわかるにかえる英検4級」がおすすめ!
リスニングの練習
リスニングの勉強は、音声アプリを聞いて問題を解くだけ、では間違いです。
解答には必ず音声で流れた英文が書いてあります。
次のように練習してください。
- 音声を聞いて問題を解く
- 英文をみて、分からない単語や聞き取れなかった言葉を調べる
- 間違えた問題の音声を聞いて、音読をする
リスニングの勉強は、何問正解できたかより、音声と同じように英文を音読できるかが重要です。
間違えた問題ができるようにならないと、勉強ではないですよね?
4級のリスニングでは、子供がまだ知らない単語や表現がいくつか入っています。
それらの意味や発音を調べて、ノートにメモ書きするのはもちろんですが、
音声を繰り返し聞いて、音読しているでしょうか?
これはスピーキングテストの練習にもなります。
リスニングの勉強には、本番にいちばん近い「英検4級過去6回全問題集」がおすすめ!
自宅学習だけは限界がある方におすすめ!
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そんなときは、プロの力を活用しましょう。
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