英検®3級を一夜漬けで合格できるレベルは?

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英検3級は一夜漬けで合格できる、という噂がSNS界隈でつぶやかれています。

たしかに過去問を2回分解いただけで、英検3級に合格できた中学生もいるようです。

そんなノー勉、勉強していない状態から一夜漬けで英検3級の合格は可能なのでしょうか。

一夜漬けでも合格できるレベルと、そうじゃない人のためのの最後の悪あがき術をまとめてみました。

2次試験の対策もまとめていますので、ご覧ください。

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*英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

*このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

英検®3級を一夜漬けで合格できるレベル

一夜漬け合格の証言

Twitterにおいて、英検3級を一夜漬けで合格したという証言があります。

yahoo 知恵袋にも、中2で英検3級に合格したという投稿もあります。

しかし、2016年以前の合格体験談も含まれているので、現在の英検3級とは対策が異なります。

現在の英検は、よりきめ細かい対策が必要です。

一夜漬けで合格できた人の特徴

英検3級に一夜漬けで合格できたといっても、学年も英語力もバラバラ。

僕は塾で10年以上指導をしてきましたし、僕自身も高校生のときに英検3級に合格しました。

僕の経験上、一夜漬けで合格できそうなレベルを一言であらわすとこうです。

過去問が70%以上できた。

これに尽きます。

申し込みの前に、最低1回分の過去問を解いてください。

英検®3級の過去問で実力を知る

英検®3級の過去問を解く

こちらの公式サイトから、英検3級の過去問3回分を無料で見ることができます。

一夜漬けや当日の勉強でOkかどうかは、過去問の結果しだいです。

1次試験の試験時間は50分(リスニング約25分)

スマホでは見づらいので、印刷をしてやってみてください(絶対に過去問をやってください)。

こちらに合格最低ラインの正答数を表にしています。

リーディングリスニングライティング
問題数3030
最低正答数1919

リーディングとリスニング、それぞれ19問以上正解できたでしょうか?

英検3級の配点は、それぞれ3分の1ずつの配点です。

3技能の問題それぞれで、70%以上ずつ取れていることが合格の条件となります。

正直に申し上げて、過去問を解いてから英検3級の受検を決めるのがおすすめです!

試験内容もよく知らないのに、ノー勉で試験に挑むのはまったく笑えませんよ。

詳しい解説はこちらをご覧ください。

 

合格基準ラインを超えた場合

リーディング、ライティングとも19問以上ずつ(計38問)正解できた人も、まだ安心できません。

できれば25問以上の計50問以上正答できることが理想ですが、ライティングという鬼門があります。

25語から35語程度の英文を書くというもので、配点が3分の1あります。

自己採点は難しいと思うので、学校か塾の先生に添削してもらってください。

いきなり、こんな英作文なんて書けない、と思う人も安心してください。

ライティングには合格最低ラインにとどくためのテンプレートがあります。

ライティングはこちらの記事でまとめています。

 

合格基準ラインにとどかない場合

残念ながら、リーディング、リスニングも19問正解できなかった人もいるかもしれません。

そんな人は最低でも1か月、単語・文法が身についていない人は3か月~6か月、計画的に勉強しましょう。

どんな勉強したらいいか分からない人には、こちらのテキストがおすすめです。


単語・文法をしっかり身に着けてから、過去問にもう一度チャレンジしてみましょう。

英検は対策・準備ができていれば、だれでも合格できます。

受験申し込みのタイミングは、過去問をやって合格できそうと実感できてからです。

英検®3級に申し込みをしてしまった場合

しかし、この記事を試験本番の前日に読んでいる大ピンチな人もいるかもしれません。

まさに一夜漬けの勉強法です。

先ほどの過去問の正答率を整理してみてください。

リーディング語句・文法の穴うめ最低正解数12/15
会話文
長文最低正解数8/10
リスニング会話文の答え最低正解数7/10
会話文の内容最低正解数7/10
文章についての質問最低正解数7/10

 

ここからアクロバットな一夜漬け勉強法を説明します。

準備で合格が決まる英検には、効果がないかもしれません。

よい子のお友達はこちらを参考にしてください。

英検®3級の一夜漬け勉強法

リーディングの一夜漬け

語句問題の一夜漬け

リーディングは文法ができなくても、単語力でカバーできます。

手元に『でる順パス単』があると便利です。


でる度A~Bの単語は、分からない単語を中心に音読をしてください。

ノートに書き取りは、時間の無駄です。

勉強法は、単語を見て「発音」と「意味」が言えるようにすること、だけ!

単語の発音は、「英語の友」でチェックしてください。

 

長文問題の一夜漬け

でる度A、Bの単語が分かれば、長文問題はかなり読みやすくなります。

長文問題は設問の英文が理解できているか、が大事です。

たとえば、

What will happen in the morning?
1 The Tokyo Bats will study English.
2 The Tokyo Bats will leave Canada.
3 The teachers will fly to Japan.
4 The teachers will learn about playing rugby.

という文の、3の fly to が分からなかったとします。

fly to : 「飛行機で行く」と単語を調べて、その英文を日本語に訳してください。

まだ休むことはできませんよ。

リスニングの一夜漬け

過去問には必ずリスニング原稿がついています。

しかも親切に、問題の形式ごとに音声ファイルが小分けしてありますね。

一夜漬けの方法は、音声を聞いて、音読するだけです

これをネイティブの発音と同じように発音できるまで繰り返し練習します。

分からない単語は、意味を必ず調べて書き込んでください。

過去問1回分につき30問あるので、かなりの練習量になります。

ライティングの一夜漬け

ライティングは難しそうに感じるかもしれませんが、安心してください。

こちらのページにテンプレートと練習問題をまとめています。

 

2次試験の一夜漬け勉強法

2次試験の試験内容

2次試験のスピーキングは、すべて英語で行われます。

いきなり英語で話せ、といわれても、慌てなくても大丈夫です。

1次試験に合格できる英語力があれば、ほぼ問題なく受け答えできるレベルです。

その試験内容は、こちら。

形式内容問題数
音読カードの英文を音読する
カードの英文カードの英文に関する質問に答える
カードの絵カードの絵に関する質問に答える
受験者自身のこと日常生活に関する質問に答える

時間は約5分で、面接委員と1対1で行われます。

上のリンクにバーチャル二次試験というものがあるので、最低1回は見ておきましょう。

 

2次試験の一夜漬け

2次試験では、面接を受ける態度も評価の対象です。

英語に話慣れていないと、声が小さくなったり、黙ってしまったりします。

最悪なのは、沈黙です。

誤魔化すときに役立つ表現は、こちら。

Pardon?(何ですか?)相手の発言が聞き取れなかったときに使います。間が空きすぎたり、何回も繰り返すと、減点されます。
Well(ええっと)
Let me see.
答えを考えているときに、間を持たせます。
Could you say that again?
もう一度言ってください。
質問の内容がわからなかったときに使います。しかし、別の簡単な言葉で言い換えてはもらえません。
No, sorry.(いえ、ごめんなさい)血迷ってトンチンカンな答えをしたとき、こう言ってから、もう一度答えてください。

先生や家族に面接官役になってもらって、練習をしてください。

面接官役になる人がいないときは、自分の声を録音することで代用できます。

質問から解答までは、2秒くらいの時間です。

2次試験でよくつかう表現

一連の流れから、よく使う表現がこちらです。

1、面接カードを渡す

Q:Can I have your card, please? (面接カードを渡してください)
A:Yes. Here you are. (はい、どうぞ)

2,着席

Q:Please have your seat. (お座りください)
A:Thank you. (ありがとうございます)

何も指示がないときに座るのは、NGです!

3,名前と級の確認

Q: My name is 面接官の名前. May I have your name, please?(お名前をうかがってもよろしいですか)
A: Yes. I’m 自分の名前.

名前を聞くときは、May I have your name? と聞くのが一般的です。

Q:Mr./Ms. あなたの名前, this is the Grade 3 test. OK? (これは3級のテストです。よろしいですか)
A:Yes.

あいさつ

Q: How are you today?
A: I’m fine ( OK ).など

4,問題カードを受け取る

Q:OK. Now, let’s start the test. Here’s your card.(わかりました。今からテストを始めます。カードをどうぞ)
A: Thank you.(ありがとうございます)

5,英文の黙読

Q: First, please read the passage silently for 20 seconds. (まず、20秒間文章を黙読してください)

passage: 文章、silently:静かに

6,英文の音読

Q: All right. Now, please read it aloud. (では、今からそれを声に出して読んでください)

aloud: 声に出して

7,カードについての質問

Q: Now, I’ll ask you five questions. Please look at the passage. 質問1
A:質問の答え

質問と解答は、全問題集にあります。

8,問題カードを裏返しておく

Q:Now, Mr./Ms. , please turn over the card and put it down.

turn over: 裏返す

9,自分のことに関する質問

Q: What do you like to do on weekends?
A: I like to play soccer.
Q: Have you ever been to a foreign country?
A: Yes.
Q: Please tell me more.
A: I’ve been to America.

Noの場合

A: No.
Q: What country would you like to visit?
A: I would like to visit Canada.

10,試験の終わり

Q: All right. Mr./Ms.   , this is the end of the test. Could I have the card back?
(これでテストは終わりです。カードを返してください)
A:Here you are. (はい、どうぞ)
Q: You may go now. (退出してください)
A: Thank you. Goodbye.
Q: Goodbye. Have a nice day.

You may go now. あなたは退出してもよい。という意味です。

ここまでの1連の流れは把握しておきましょう。

2次試験の対策本は、こちらが最新版です。

英検1級を目指している数学教師ナナナイルさんが、おすすめの教材を紹介しています。
英検3級から準2級レベルの「読む」「聞く」力が鍛えられる、とのことです。

このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

 

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