【高校1年】英語のわかりやすい参考書(問題集)を徹底解説!

高1英語のわかりやすい参考書 英語

高校1年生にわかりやすい英語の参考書(問題集)を解説します。

有名なのは、関正生ルートか、肘井学ルートなどです。

参考書(問題集)の種類や勉強内容(単語、英文法など)によって、勉強の進め方も異なります。

市販の参考書は星の数ほどたくさんあるので、自分のレベルにあった本を選ぶ参考にしてください。

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英語参考書(問題集)の種類

問題集と参考書の違い

問題集と参考書は、どの教科でも次の4種類に分類されます。

  • 勉強内容や問題の解き方を解説した本(いわゆる参考書)
  • 問題練習や内容を覚えるのが目的の本(いわゆる問題集)
  • 基礎を反復練習するのが目的の本(いわゆるドリル)
  • 解説と問題練習の両方あるもの

これを英語を例に挙げてみましょう。

英語の参考書

英語の参考書は、「Evergreen」、「大岩のいちばんはじめの英文法」の2タイプに分かれます。

・「Evergreen」などは高校英文法を全部細かく解説しているので、辞書のように分厚いです。

学校で教科書と一緒に買わされることがほとんどだと思います。

レベルも教科書と同じくらいです。

・もう一つが「大岩のいちばんはじめの英文法」のような、タイプです。

 こちらは教科書をかみくだいて、やさしくわかりやすくしています。

ページ数も多くないので、英語が得意ではない人はこちらが向いています。

  1. 講義・解説ページをしっかり読む
  2. 問題を解く
  3. 問題の解説をよく読む
  4. もう一度解いて理解できたか確認する

講義系参考書は、最初に講義・解説の文章をしっかり読んでください

文章を飛ばして、いきなり問題だけやっても効果はないです。

1~4の順を守って、はじめて効果が出てきます。

英語のドリル

ドリルは基礎をくりかえし練習して、身につけることが目的の本です。

ドリルの代表例は、「とってもやさしい英文法」があります。

 こちらの筆者は、いちばんはじめの英文法と同じ人ですが、内容が違います。

説明は最低限しかなく、穴埋め式で問題を完成させていくスタイルです。

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズと似ています。

ただし、解答だけを暗記しても効果はありません。

見開き両方のページの内容を理解するのが目的です。

  1. 右ページの大事なところや例文をノートに書く。
  2. 左ページもすべてノートに書く。(解答を書き込むのは無意味)
  3. 答えを確認する
  4. 単元1つ分終わったら、別の問題集の同じ単元をする

 

 英語の問題集

英語の問題集は、2パターンあります。

・中学校からよくあるタイプ

中学校からよくある、穴埋め、書きかえ、並び替えなどの問題集です。

高校標準問題集英文法」などのタイプは、高校の問題集ではあまり見ないと思います。

学校の教科書準拠ワークや、塾の問題集くらいしかないでしょう。

教科書内容を一通り覚えるのが目的の「インプット型」の問題集です。

・4択問題タイプ

市販の英文法問題集は、4択問題タイプがほとんどです。

4択タイプは、私立大学の入試を意識した「アウトプット型」に特化しています。

基礎が固まっていないうちに始めるのは、おすすめできません。

少なくとも参考書にある例文を書けるようになってから、始めてください。

英語の問題集+参考書

参考書と問題集の両方を兼ねている本の代表例は、英文解釈と長文問題です。

実践的な長文問題は、構造が複雑すぎて訳が分からないかもしれません。

そんな人は英文解釈をしてください。

英文解釈と長文問題 は、つぎのように取り組んでください。

  1. 英文にSVOCを振って、構造を理解する
  2. 英文を日本語に訳す
  3. 英文を音読する

問題を解くだけになっていると、効果がありません。

わからないところが解説をよく読んで、単語の発音も調べてください。

音読は構文と意味を瞬発的に理解するためにも大事です。

もっと簡単なテキストには、「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」があります。

こちらはドリル形式の問題集です。

 高1英語のわかりやすい参考書

高1の英文法

・講義系参考書

・ドリル

 

英文法系は、大岩のいずれかが分かりやすいです。

形容詞、前置詞、句、節、など文法用語が嫌いな人は、講義系参考書のほうがおすすめです。

文法用語をわかりやすく説明してくれています。

ドリルのほうは、要点だけを短くまとめています。

予習や先取り学習に向いていますが、ドリル1冊では定期テストに向いていません。

学校で使うワークなど「インプット型」問題集とあわせて使うことがおすすめです。

・問題集

問題集は、「英文法ポラリス1」か「英文法問題ソリューション1」のどちらでも大丈夫です。

ポラリスは教科書の単元順が違うので、ソリューションのほうがやりやすいと感じるかもしれません。

高1レベルの英単語帳

高校1年生から、「ターゲット1900」や「システム英単語」を使うのはきついです。

知らない単語が多すぎて、まったく頭に入らないと思います。

まずは高校入門レベルの単語帳から始めましょう。

「システム英単語ベーシック」は、約1500語の英単語が重要な順に載っています。

中学校の教科書で見たことあるものから徐々に高校レベルに進んでいきます。

高校レベルは、中学校と単語の覚え方が変わります。

  1. 単語の発音を練習
  2. 単語を見て意味が分かるようにする
  3. スペルを見て、意味と発音が言えるようにする

という感じで、ノートにスペルの書き取りをする必要がありません。

3年間で約2,500から3,000語以上を覚えるので、ひとつひとつスペルを覚えるのは効率が悪いからです。

単純な単語の丸暗記がしんどい人には、「速読英単語入門編」が向いています。

こちらは70語程度の長文や例文を使って、単語の使われ方を覚えていく単語帳兼音読テキストです。

長文音読テキストとしても、使うことができます。

英文解釈と英語長文

最低、英文法と英単語を3周以上、解いてください。

これだけでもかなりの量があります。

英文解釈は、英文法がある程度身についてからです。

やさしい英文解釈の参考書

  • 「英文読解をひとつひとつわかりやすく」(ドリル型)
  • 「とってもやさしい英文読解」(ドリル型)
  • 「動画でわかる英文法(読解入門編)」(参考書⁺問題集型)
  • 「大岩のいちばんはじめの英文法(長文読解編)」(参考書型)
  • 「読解のための英文法が面白いほどわかる本」(参考書⁺問題型)

これらの本が、英文解釈の最初にふさわしいです。

5冊のうち1冊だけで十分なので、自分に合ったものを選んでください。

個人的には、「英文読解をひとつひとつわかりやすく」か「動画でわかる英文法(読解入門編)」を選びます。

1冊目を全ページ終わらせたら、2冊目に次のものがあります。

  • 「入門英文解釈の技術70」(参考書⁺問題集型)
  • 「入門英文問題精講」(参考書⁺問題集型)

この2冊目あたりから、長文読解を始められます。

  • 「The Rules 英語長文問題集1,2」(参考書⁺問題集型)
  • 「英語長文問題ソリューション1」(参考書⁺問題集型)

関正生と肘井学はどっちがおすすめか

この話ができるのは、高1レベルの参考書を3周以上した人に限定です。

このページでも、関正生の「ポラリス」シリーズと肘井学の「ソリューション」シリーズを両方、載せています。

どちらが良いかは、個人によるのが本当のところです。

「英文法ポラリス1」は単元が教科書の順序と違うので、最初は使いづらいと感じるかもしれません。

しかし丸暗記に頼らず、大まかなイメージを理解することを重視しているので、わかりやすいと感じている人も多いです。

「英文法問題ソリューション1」は学校の単元どおりで、要点に絞って反復練習でき、問題数が多いです。

最低限の基礎をコツコツ積み上げたい人に向いています。

同じレベルの問題集を2冊買うより、1冊を何周もするほうが効率的です。

参考書に目移りしすぎて、1冊もまともに身に付かず、貴重な3年間を無駄にすることは避けましょう。

高1レベルの他の教科の参考書は、こちらで詳しく解説しています。

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