英語が全くできない中学生は、3分の1くらいと、かなり多いように感じます。
個別指導塾でも改善がむずかしく、本人も塾を辞めたいと言い出す始末ではないでしょうか?
本人の耐えられる処理負荷と、学校の課題が釣り合っていない、などの原因があります。
医療機関の診断で、学習障害の疑いやその傾向があると言われたお子さんも多いはずです。
この記事では、そんなお子さんもいる前提で英語が全くできない中学生のための勉強法をご紹介します。
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英語が全くできない原因
学習障害による原因
英語がなかなか身につかない原因のうち、学習障害が疑われるものが次の3つです。
- ディスクレシア(文字を読むのが苦手):単語のスペルを覚えられない
- ディスグラフィア(文字を書くのが苦手):ノートの罫線にそって字が書けない
- ワーキングメモリの不足:読んだり聞いたりした英語を理解できない
ディスクレシアなどの学習障害は、同学年の子供と知能の発達にほとんど差がない場合を指します。
しかし先天的な特性の問題なので、本人の努力や成長とともに消えることはないです。
大人でも改善しないままのケースがある一方、専門家による適切なアプローチで改善するケースもあります。
ディスクレシアは、英語を学ぶ以前にも特徴が現れることがあります。
- 国語の音読するさい、どこを読んでいいかわからなくなる
- 文章で飛ばし読みをする
- アルファベットの b と d の区別ができない
ディスグラフィアは、日本語でも文字を書くことが極端に苦手であることが特徴です。
- ノートのマス目や罫線にそって、バランスよく字が書けない
- 文字が汚い(指の力をコントロールするのが苦手)
- 漢字やローマ字が覚えづらい
- 板書やメモをとるのに時間がかかる(あるいは書かない)
本人の努力不足やなまけが原因ではないので、指導する側が特性に応じて配慮をすることが求められます。
疑いがあれば、児童精神科など専門の医療機関を受診してください。
英語が苦手な子供向けのアプローチ方法があるからです。
環境・習慣による原因
もう一つが、環境と習慣による原因です。
- 睡眠時間が不規則
- 学校で習ったことを家庭で復習する習慣がない
- ゲームやスマホを触る時間をコントロールできていない
- 小学校高学年から国語・算数がわからなくなっている
- 興味のあるものがない
- 月に1冊以上の本(マンガやゲーム以外)を読まない
- 勉強に集中できるスペースがない
これらが当てはまると、新しいことが身につかないまま放置されてる危険があります。
おそらく勉強を苦痛に感じて、ストレスを回避する行動が身についてしまっているとも考えられます。
もちろん問題の先送りなので、始めやすいところから改善しましょう。
- 勉強できる環境をととのえる
- 1日5分でも本を読む(マンガを小説化したものでもよい)
- 1日10分でも勉強をする(漢字や計算など始めやすいものでよい)
- ポケモンスリープなど睡眠管理アプリを活用
英語が全くできない中学生の勉強法
アルファベットが覚えられない
日本人は外国語(第二言語)として英語を勉強するので、そもそも英語の音を聞きなれていないです。
英語の音をかんたんに再生できる機器をつかって練習するのがおすすめです。
ほぼ幼児向けの玩具で、値段が少々高いですが、英会話教室半年分の月謝よりもお手頃です。
ふだんの勉強では、次の対策が有効です。
- 五感で文字を覚える(見る、聞く、話す、触る)
- 手や指でアルファベットの形をつくる
- 学習障害をもつ子供用のテキストをつかう
- できたことをほめる
- 間違ったところを気づかせる
学習障害をもつ子供用に「ビジョントレーニングでアルファベットはじめてドリル」
こちらはお手頃ですが、音声をスマホかタブレットで再生する必要があります。
ただし、やってはいけない勉強法は、次のものです。
- ノートに大量に書き取りをさせる
- 覚えないことを責める
- プレッシャーを与える
- 学校のテストに間に合わないと急がせる
これらは英語嫌いを生む原因となります。
また学習障害や特性が判明したら、必ず学校に相談して配慮をお願いしてください。
英単語が覚えられない
日本語のひらがなは音と文字がほぼ一致しているので、苦労することが少ないと思います。
例外は、「は」「へ」「おとうさん」「っ」などです。
しかし英語では、「cat」「cake」「ball」のように単語によって「A」の発音が違います。
これを解決するため、スペルと発音にある決まりフォニックスを学ぶことが不可欠です。
フォニックスのルールに従えば、英単語の70%が簡単に覚えられます。
先ほど紹介した、2種の教材もフォニックスを学ぶのにおすすめです。
英文法が全くできない
単語を覚えることと、英文法を理解することでは、まったくちがう能力を使います。
論理的に単語の語順や文法の規則を理解することです。
複雑な情報処理が求められるので、脳が思考を拒絶してしまうことがあります。
- 日本語と英語では語順やルールがちがう
- 主語、動詞、目的語など説明する語がそもそも難しい
- 日本語と比べないと英語の文が正しく理解できない
- 三人称単数や複数形など日本語になじみないルールがある
- 説明が長いと、始めに話したことから何も覚えていない
これも子供の個人の特性に応じて、負荷を減らすことを考えなければなりません。
複雑なものを論理的に整理したい子供もいれば、感覚で慣れるほうがいい子供もいます。
論理的な整理が苦手な子供は、机やかばんの片づけが苦手なことが多いです。
そうしたことをふまえて、次のような勉強法があります。
- 文字よりも音から学ぶ
- イラストとセットで理解する
- 文字を役割で色分けする
- 1度の授業で例文は1個だけ
- 答えを口で言って確認してから書く
- 細かいミスよりメインテーマを優先
学習障害をもつ中学生におすすめが、「中1英語をひとつひとつわかりやすく」
- ユニバーサルデザインだから、どんなお子さんにもわかる
- YouTubeで著者による授業動画を公開
- 音声やイラストも豊富
- 中1で習う最低限の英文法を網羅
- 数学など他の教科も充実
また当サイトで日本語だけで分かる英文法のプリントを公開しています。
こちらはまだ発展途上なので、見づらい点やわかりづらい点があるかもしれません。
当サイトでは、オンライン授業を開設しています。





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