中学生・高校生が面倒くさいと感じているのが、読書感想文ではないでしょうか。
原稿用紙に5枚も書くことないし、ネット上の文章やChatGTPなどAIを使ってズルしたいですよね?
受験勉強で忙しくて、読書感想文に1日、2日とかけれられないですよね。
そこで先生にギリギリ怒られないコピペ術を紹介します!
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読書感想文のコピペ術
100%バレるコピペ
コピペとは、他人の書いた文章をまるパクリすることです。
「読書感想文 中学生 コピペ」と検索して、すぐに出るサイトは学校の先生も見ています。
先生も間違ってコピペ作文を全国コンクールに出さないよう、copycontentsdetectorで調べています。
他に、こぴらんなどコピペチェックツールはたくさん転がっています。
チェック1回の文字数は4,000文字以下なので、原稿用紙5枚の読書感想文なら対応できます。
有料のコピペチェックサイトには、コピペリンなどあります。
- 月額税別500円(年間税別6,000円)で無制限
- wordファイルごとチェック可能
なので、ネット上のあらゆるサイトの読書感想文を盗んでも、すぐにバレます。
AIの読書感想文をコピペする
ChatGTPのようなAIの書いた文章なら、先生にバレないと思っていませんか。
残念ながら、AIの文章はすぐにバレてしまいます。
先生は忙しいし、大した大学を出てないから、簡単に騙せると決めつけるのは危険です。
実は、AIを見破る方法がすでに存在しています!
「生成AIチェッカー」など、AIの文章を無料で判定できるサイトがいくらでもあるからです。
忙しい先生には、うれしいサービスですね。
去年の感想文を写す
ネットもAIも、コピペはすぐバレます。
奥の手があるとすれば、他校の友達(いとこ)が去年書いた読書感想文をそのまま書き写すことです。
学校の先生も、他校の生徒の読書感想文までチェックすることはできません。
ただし、この方法にも欠点があります。
- 先生の前任校が、友人の学校だと、バレる
- 友達(いとこ)もコピペをしていると、バレる
- 友達(いとこ)が素直にコピペに協力するとは限らない
宿題代行に丸投げする
友達(いとこ)を頼ると、友情や信頼関係にひびが入るかもしれません。
そんなトラブルを避けるなら、代行業者を使うという手段があります。
作文・小論文・読書感想文などを請け負っている「宿題代行」を利用する方法です。
ただし、いくつか欠点もあります。
- 1文字6円からと1万円前後はかかる
- 学校にバレたとき、懲罰の対象になることも(テストのカンニングと同じ)
- 替え玉受験で有罪となった判例があるため、法律上グレーゾーン
文科省は2018年、メルカリ・ヤフー・楽天の3社と、宿題代行の禁止について合意しました。
フリマサイトやココナラなどを仲介して、読書感想文を依頼することは原則できないようです。
法律上、学校提出する目的だけなら禁止ではないですが、コンクールに入選すると話が変わります。
コピペは、テストのカンニングと同程度に罪の重い不正行為です。
本を読む労力を減らすだけなら、本の要約サービスがあります。
「本の要約」は11月1日以降、880円(税込)に変更します。
読書感想文のコピペ例文
青空文庫を利用する
そんなわけで、1ミリ、1文字も読まずに読書感想文を書くのは不可能です。
でも、挿絵のない文字だけの本を100ページ以上読む、なんてしんどいよね。
図書館に行く時間もない人におすすめなのが、青空文庫です。
作者が亡くなって50年以上過ぎた小説をすべて無料で公開しています。
- 芥川龍之介「杜子春」「鼻」
- 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
- 梶井基次郎「檸檬」
- 中島敦「山月記」
- 有島武郎「一房の葡萄」
- 森鴎外「寒山拾得」
以上の作品は、30分か1時間以内で読める短編・中編です。
たとえば「寒山拾得」を選んだとしましょう。
「寒山拾得」は小難しい話のようで、鴎外が自分の幼い娘に言い聞かせるため、即興で作った物語です。
しかし子供向けにしてはオチが分かりづらい話で、三回読んでようやく鴎外の「しかけ」が分かりました。キツネにつままれた気分でしたが、鴎外自身も陸軍の医務官です。軍医総監というかなりの高級官僚のはずなのに、主人公の閭丘胤という役人を飯炊きの雑用係にしてしまったあたりは傑作です。
こんな感じで書き出していきます。
- 作品を選んだ理由
- あらすじ
- 面白いポイント
- 自分の感想
ただし短い話は読むのが楽でも、自分の脳みそを酷使して、長大な感想文をでっち上げる羽目になります。
読了後、人に勧めたくて仕方がないという気持ちにならないと、短い話の読書感想文は難しいです。
いやいや読まされる課題図書より、自分の興味のある話にしぼると、感想文が書きやすいです。
例えば―
「私は今吹奏楽をやっているから」
興味・関心にあわせた本選び
青空文庫にある本は、作者が亡くなって50年以上経った古い作品ばかりです。
時代背景が今と違いますし、漢字や言葉も難しいので、難しい話という印象以外何も残らないこともあります。
「寒山拾得」も1回読んだだけでは、訳が分からないでしょう。
「かいけつゾロリ」で5枚分の感想を書く方が、むしろ楽に感じるかもしれません。
なので、今の自分にとって興味がある本を選んでみましょう。
部活系
- 野球が好き
あさのあつこ『バッテリー (角川つばさ文庫)』
- 吹奏楽が好き
中沢けい『楽隊のうさぎ (新潮文庫)』
部活系の小説はたくさんあります。
自分の入っている部活をテーマにした作品なら、読書も作文も苦痛が少ないはずです。
不登校・いじめ系
- 優等生キャラを守りたい?
僕のおすすめは、小野不由美『月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)』『月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)』です。
ミステリーとファンタジーは、読書感想文に向かないとよく言われます。
しかし中学生・高校生が共感しやすいテーマだから、選びました。
ところが、そんな様式美が確立する以前にスタートした本作は、読者に現実逃避をさせる意図がみじんもない。むしろ、主人公、陽子が現実世界で見ないようにしてきた自分の心の弱さや醜さを嫌というほど突きつける。クラスでのいじめを見て見ぬふりしてきたこと、目立たないように振舞っていたことが却って他者から攻撃の対象になったこと、など。
作者は異世界を主人公や読者にとってご都合主義な安住の地とはせず、現実世界を映し出す鏡のような機能を持たせることで、一切逃げ場のない現実をたたきつけている。それが月並みな安っぽいファンタジーと本作が一線を画し、物語に重みを増している。
平成初期の本作は序盤から超絶ハードモードなので、読む人を選ぶかもしれません。
近年の魔法少女のような、結末まで一切救いがないようなことはなく、ちゃんとハッピーエンドを迎えます。
本書は上下2巻と長いですが、イラストもあるしマンガのような読みやすい文体なのでサクッと読めてしまうでしょう。
受験で忙しい人には、気分転換になると思います。
全部読む必要はない
自分の選んだ本が200ページ以上あっても、すべて読む必要はありません。
最低でも20ページから30ページぐらいのエッセイや小説が、読書感想文に向いています。
それより少ないと、書くことがなくなってしまいます。
主人公に共感できるか、あるいは共感できないか、自分のことと振り返って書きます。
本を読んでいるとき、ネタにしたいシーンを3つから5つほどピックアップしましょう。
本に「ふせん」を貼って、すぐに読み返せるようにしておくと便利です。
「ひよこの眼」を例に書いた読書感想文です。参考にしてください。