将来の不安を感じる高校生は、たくさんいると思います。
将来の夢がない、大学に興味ない、なりたい職業がない、とにかく逃げたいと感じることも。
実は大人でも働きたくないと感じることが多々あります。
見ての通り、ぼくも社会に出てもうすぐ20年、誇れるような生き方をしていないです。
世の中「ダメな大人」の見本がいたるところにあることは、高校生でもわかりますよね?
もともと彼らはみなさんと同じような普通の高校生だったにもかかわらず、「大人になりたくない」と逃げ続けた結果、こうなったのです。
社会が怖いからと努力から逃げてだんだんと無気力になった結果、だれも助けられなくなったのです。
時間は老若男女すべてに平等だから、いずれみなさん高校生も40代、50代と老いていきます。
それはどうしようもない事実だとしても、あなたは社会から逃げ続けられますか?
「ダメな大人」の仲間入りをすれば、社会は恐ろしく絶望的な地獄です。
だから一部の高校生は「大人になりたくない」と不安から、病んでしまうことも珍しくないと思います。
不登校や高校中退は、ぼくが高校生のときから身近にいました。
年齢を重ねることから逃げられないなら、もっとポジティブになれる方法を考えてみませんか?
いま将来に不安がある高校生ができることは、正攻法で「中身のあるまともな大人」なる方法を知ることです。
大金を稼ぐことが人生のゴールではないし、すべての大人にそんなチャンスがあるわけでもないです。
それでも「中身のあるまともな大人」には、心がけ次第でだれでもなることができます。
将来、前向きで充実した幸福な人生を送るヒントにしてください。
将来の目標から逃げる代償
自称進学校の弊害
高校の教育は、残念ながら昭和の偏差値教育から実質的にほとんど変化していません。
そういう教育体質を揶揄して、近年では「自称進学校(自称進)」という言葉が生まれています。
学校は高校生を集団で管理しないといけないので、画一的で融通の利かない指導を続けます。
たとえば、国公立大学への進学をやたらと勧めることです(地方に顕著)。
表向きは学習指導要領上、「主権者教育」や「キャリア教育」を行っていることになっています。
(質と量の両面で、十分かは疑問がある。)
国公立大学に進学するのは全大学生のうち約20%で、18歳全体の12%とごくわずかです。
少子化が加速し大学全入時代と謳われても、大半の高校生にとって国公立大学は縁の遠い存在です。
しかも高校の外は「大学は出たけれど」、社会になじめず転職を繰り返すことが定着しています。
高校の進路指導は、そもそも令和の高校生のかかえる不安を4年先延ばししているだけです。
高校は「指導」はするが、高校生ひとりひとりの人生に責任を取りません。
高校の仕事は、人生経験の少ないあなたが、品行方正に振舞って進学先を決めて卒業するだけです。
あなたが進学先に満足しているか、将来に目標をもって努力するかは、残酷ながら無関係です。
親は将来のことを子供に任せっきりにし、当の子供本人はぼうーとしたまま高校を放り出されます。
多少の失敗や誤解は許される小さな大人として扱ってもらえたら、人生が開けたでしょうが。
そんな失敗をフォローし誤解をただすために丁寧に教える教育ができるくらいの、時間も給料も先生はもらっていません。
社会不適合者の特徴
学校生活のみでは精神的成長つまり「中身のあるまともな大人」に近づく教育を受けられないと言えます。
高校生本人が「大人の考えに素直に従っていればよい」と誤学習させられ、精神的に未熟なまま放り出されるからです。
大人はありとあらゆる言動に約束と責任がともない、そのすべてを自分事(当事者)として考えなければなりません。
その範囲は炊事洗濯や生活費を親に頼り、勉強や部活など限定された学生時代とは比較にならないくらい広く、社会に出ればあなたの言動のひとつひとつに指図をする大人は基本的にいません。
あなたが無責任な振る舞いや約束を破ることをしたら、対等な大人として苦情を受けることになります。
学生時代に教師や店員をなじって文句を言ったときと同じように、今度はあなたが厳しく批判されます。
最悪の場合、警察、税務署、裁判所などから、法的措置や処分を下され、「教えてくれなかった、知らなかった」と言い訳が通じません。
この、自分のあらゆる言動と責任に当事者意識が欠けて、加害への補償することさえしない人が、客観的な社会不適合者です。
「社会不適合者(社不)」は、自発的なコミュニケーションができず集団になじめず孤立する人だと思っていませんか?
この場合は本人が社会になじめていない自覚があるという意味で、主観的な社会不適合者です。
親より年上や10歳以上離れている上司・同僚とのチームワークになじむのは、かなりストレスがかかります。
あなたは彼らと対等だから学校の先生のように細かく丁寧にやさしく仕事を教えてくれることはないです。
毎日厳しく叱責され、雑用や気働きをさせられ、一日でも早く逃げたいと感じるかもしれません。
これを理由に退職代行を使ったり、録音して人事や労基にパワハラで訴えたりしようと思いませんか?
残念ながら、ここで逃げるのが主観的な社会不適合者です。
あなたがチームの戦力となって成長することを期待して、仕事を覚えるために必要なことを割り当てているだけです。
あなたは単純に「学生としてのふるまい」と「社会人としてのふるまい」の差に戸惑っているだけです。
上司や先輩も、そんな新人を何人も見ているので、始めからカンペキを期待していません。
仕事は上司や先輩にとっても予想外のことや慣れないことの連続なので、その場で対処方法を覚えていきます。
あなたは子どもでも赤ちゃんでもないので、父親と同じ年の人とも平等に扱っている結果なのです。
もちろん、仕事で困ったことや自力ではどうしようもないこと、自分では判断ができないことは、上司や先輩に相談しましょう。あなたを見捨てることはないです。
主観的な社会的不適合者と、そうではない大人との差は、報告・連絡・相談(報連相)をするかどうかの小さな差です。
陰キャ、コミュ障、口下手、人見知り、吃音、自閉スペクトラム症、発達障害など特性があっても自他ともに幸福な日々を送っている大人はたくさんいます。
信頼できる仲間やかけがえのない親友に出会うチャンスもあるはずです。
このようなことが民間企業だけでなく、官公庁やあなたの学校の職員室でも日常的に行われています。
ただし執拗な新人いびりや暴言など、あからさまなパワハラが横行する会社も規模の大小を問わず存在します。
平成の時代より改善が進んでいますが、これら加害に自衛することも、客観的な社会適合能力のひとつです。
社会不適合者は2種類存在しますが、より悪質なのは客観的な社会不適合者なのは明らかでしょう。
将来の目標が大事な理由
このように、仕事の大変さや苦労が、高校生でも理解できたと思います。
しかし上司に怒られながら雑用をするレベルは、まだストレスが小さいほうです。
民間企業はお客さんからお金をいただかないとすぐにつぶれるし、社員一人ひとりが給料分以上の成果を出してもらわないと、会社全体が貧しくなる一途だからです。
プレーヤー個人の結果に加え、チームへの貢献度が、賃金や昇進を左右することになります。
これは、予算と人員が削られるなかで以前と同じ仕事量をこなさなければならない官公庁も同じです。
Yahoo知恵袋にある高校生が、こんなことを書いていました。
大人はみんな機械のように仕事をして、面白くもない話で笑って、そんなのの何が楽しいのでしょうか。
「機械のように仕事している」だけで給料がもらえるなら、かなり楽ですね。
工場での検品作業、倉庫でのピッキング作業、などバイト・派遣・契約社員の求人はたくさんあります。
しかしパナソニックなど黒字経営の大企業でも、2026年に大規模な人員整理を行っています。
社会が変化すれば、売れる商品も変化し、将来売れそうな商品を先回りして開発することが会社の生き残りに必要だからです。
上司にごますりをして「面白くもない話で笑う」ことも、立派な仕事だという人もいます。
しかし社会が変化すれば、機械のように働くことも、上司への愛想笑いも、あっさり消し飛んでしまいます。
今はAI技術が注目されていますが、将来にはだれも予想できない革新的な技術が生まれる可能性もあるでしょう。
文部科学省も予測困難な時代でも、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしいと、述べています。
新技術は従来の雇用を奪う厄介者であるかもしれないし、小資本の会社が参入しやすい土壌を生むかもしれません。
では、将来の夢や目標を持たないことは、何を意味するかもう分かりますね?
就職はゴールではなく、あなたのキャリアのスタート地点です。
社会の予想外の変化という荒波を災難ととらえるかチャンスととらえるかは、あなた次第です。
ぼくはネットという子どもの時になかったメディアのおかげで、この仕事ができています。
何千キロ、何万キロ離れた生徒さん相手に勉強を教えることができ、新しい知識をアップデートできています。
「昭和は輝いていた」とか、「昔の日本はよかった」とか、嘆き続けますか?
社会の変化にちゃんと計画的に準備をしてきた者だけが、チャンスをつかむことができます。
イラストレーター、ゲームクリエーター、配信者、ボカロP、Vtuberなど、家で楽してお金を稼いでいるように見えるでしょう。
しかし裏では、民間企業のサラリーマンが信じられないくらい、当事者意識をもって目標に向かって努力を続けているから、人気者として注目されているのです。
会社員は企業に手厚く守られている一方、クリエイター業のほとんどは個人事業主なので、夢も目標もない人間の誹謗中傷にさらされ、廃業に追い込まれるリスクもあります。
クリエイター業で成功している人ほど、社会性が突出した中身のあるまともな大人であることが多い理由もここにありそうです。
大人ほど人生が好転するチャンスが星の数ほどあるため、将来の目標を持つことが大事なのです。
将来の目標の立て方
とはいえ、「将来の夢」と言われても、漠然としすぎて自分には縁のないものに感じていませんか?
しかし、ゲームやSNSに脳細胞と時間を溶かしているような普通の高校生が、思いつかないほど遠大かつ崇高な理想なわけがありません。
目標は、すぐに達成できるものから、数年先のものまで、「レベル別」に分けで考えればいいのです。
目標のレベル別攻略法
例えば、最終目標が「地元の国立大学に入ること」だけど、英語が壊滅的にできないとしましょう。
マンガ家やボカロPよりは、想像しやすいでしょ?
英語ができない原因は、単語と文法がぜんぜん頭に入っていないことだとわかったとします。
レベル1:すぐできる目標(短期)
まずは、今すぐに始められて確実に達成できる目標を立てます。
例えば、「大岩の英文法」の例文が全部英語で書けるようになること、です。
全部で約200ページ(25講)あり、解説動画もついているから、ひとりでもできそうですよね?
ここで挫けたら元も子もないので、ナマケモノでも達成できる目標にしてください。
レベル3:最終目標(長期)
しかし、最終目標である「国立大学に合格すること」と大岩の間には、まだまだ差があります。
定期テストでうろ覚えだった英文法がすっきり整理できたという段階です。
二次試験はおろか、共通テストリーディングも全部解けないでしょう。
レベル2:中間目標(中期)
だから2つの目標の間に、中間目標を立てます。
例えば、「文法ポラリス1」の問題を全部和訳するとか、「ターゲット1700」の発音と意味を覚えるとか。
まとめたら、こうなります。
- すぐできる目標(レベル1):「大岩の英文法」
- その中間目標(レベル2):「文法ポラリス1」と「ターゲット1700」
- 最終目標(レベル3):国立大学に合格する
各レベルの間に、さらに細かい中間目標を立ててもいいです。
これくらいの目標なら、普通の高校生でも立てられますよね?
定期テスト前に、「効率よく課題を終わらせて赤点を回避する」ことを考えているはずです。
それがまさに最終目標で、「今日は何を終わらせるか」がすぐできる目標そのものだと、気づいてください。
あなたの目標の立て方が、そのまま将来の目標に活用できます。
マンガ家になることが目標なら、こんな感じです。
- すぐできる目標(レベル1):毎日1枚イラストを描いてXに投稿する
- その中間目標(レベル2):同人誌を1000部売り切る
- 最終目標(レベル3):商業誌で連載を始める
これは声優でも、プロ野球選手でも、医者でも、エンジニアでも同じ、何なら大企業の経営計画も、短期・中期・長期と立てて、従業員や株主にプレゼンをします。
レベル1(すぐやること)とレベル3(将来の目標)が決まれば、あとはあなたのがんばり次第です。
もし挫折するなら、「おまえが始めた物語」から逃げたんだと、もう一人の自分に鼻で笑われてください。
ぼくも偉そうなことは言えませんし、何度も失敗しています。
しかし厳しいかもしれませんが、それは当事者意識の欠落した無責任な自分(社会不適合者)への堕落を意味します。
自己肯定感ダダ下がりしたくなければ、「Hunter×Hunter」のように何度中断しても必ずあなただけの物語を再開させましょう。

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