英検準2級ライティングの、決まり文句を解答例つきで紹介します。
この決まり文句さえ覚えたら、書いたことない人でも50~60語の英作文が書けてしまいます。
また別記事に練習問題をまとめているので、試してみてください。
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英検®準2級ライティングの決まり文句
ライティングの解答例
英検準2級のライティングには、次の指定があります。
- Questionについて、あなたの意見とその理由2つ
- 語数の目安は50語~60語
- 解答がQuestionに対応していない場合は0点
50語以上の英作文なんて書いたことない人には、難しく感じるかもしれません。
が、型と決まり文句のとおりにすれば、だれでも書くことができます。
では例題と解答例を見てみましょう。
解答例
2,First, there are many video services on the internet.
3,For example, we can choose our favorite programs when we are free.
4,Second, watching TV takes us a lot of time.
5,We have to see boring commercials.
6,So, I think that using smartphones is better than watching TV.(60語)
この6文構成がもっとも書きやすいです。
1 | 自分の主張 | ( Yes. / No. ) I think that ~. |
2 | 理由1 | First, ~. 理由の1つ目を書きます。 |
3 | 具体例・補足 | For example, ~(その理由の具体例) |
4 | 理由2 | Second, ~ . 理由1とは別の観点から考えてみてください。 |
5 | 具体例・補足 | For instance, ~ . 語数が60以上になりそうなら、省略してOKです。 |
6 | まとめ | So, I think that ~. |
使う英単語・文法は、中学生レベルのもので大丈夫です。
この例題と解答例にそって、もっと細かく見ていきましょう。
決まり文句の使い方
1,自分の主張
(将来、テレビを見ない若い人は増えると思います。)
I think that ~以下は、質問文をそのままリサイクルできます。
more young people から後は、質問文そのままです。
賛成、反対の言い方は次のものがあります。
賛成 | 反対 |
Yes. I think that ~ | No. I do not think that ~ |
I agree with the opinion that ~ (私は~という意見に賛成です) | I disagree with the opinion that ~ (私は~という意見に反対です) |
In my opinion, ~(私の意見では,~) | |
I believe that ~ (私は~だと思います) | I don’t believe that ~ |
質問文が「What do you ~? 」のときは、「I agree with ~ / I disagree with ~」で答えないと減点されます。
2,理由1
(第1に、ネットで動画サービスがたくさんあります。)
理由1で使える表現はこちらです。
First, ~ . ( Second, ~. ) 理由1にFirst, を使ったら、理由2にSecond, を使ってください。 |
One reason is that ~. 1つの理由は~です。 |
First of all, ~ . 何よりもまず、~。 |
To begin with, ~. まず初めに、~。 |
ここは短い英文でも構いません。
More people like watching videos on smartphones. のような感じです。
助動詞 can, will, などが、書きやすいです。
ただし使いすぎると、ボキャブラリーがないと判断されてしまうので、かぶらない工夫が必要です。
3,具体例・補足
(例えば、私たちはひまなときに好きな番組を選ぶことができます。)
ここは語数を稼ぐチャンスです。
長く書ける文の形として、次のものがあります。
It is 形容詞 for 人 to do. |
There is 名詞 to do . |
If SV~, SV~. ( 接続詞 when, because, などの文も同じです。) |
具体例なので「例えば」という表現を使いたいですよね?
「例えば」の4パターンがこちら。
for example, | 文頭、文中に使う | For example, I like dogs, cats, and so on. |
for instance, | 文頭、文中に使う | For instance, I like dogs, cats, and so on. |
such as | 文中だけ | I like pets such as dogs, cats, and so on. |
like | 文中だけ | I have some pets like cats and rabbits. |
for example とfor instance は、ほぼ同じです。
such as とlikeもあまり違いはないので、文を長くしたいときに便利な表現です。
4,理由2
(第2に、テレビを見ることは私たちにたくさんの時間がかかります。)
理由の2つ目を挙げるときは、つぎのような表現を使います。
Second, ~. ただし、First, を使った後だけです。 |
Also, ~. また、~。 |
問題は、理由2が書けるか、です。
詳しくは、こちらの記事で理由の書き方を説明しています。
5,具体例・補足
ここの書き方は、3で説明したものと同じです。
60語を超えそうなときは、省略してください。
ただし60語を超えても解答用紙からはみ出さない限りは減点されません。
6,まとめ
(だから、スマホを使うことがテレビを見るよりもよいと思います。)
まとめの文は、最初の文とおなじ文だと減点されます。
理由をふまえて言い方を変える、ような工夫をしてください。
まとめの決まり文句が、こちらです。
So, ~. |
Therefore, ~. |
That is why ~. |
For these reasons, |
As the result, |
「私は思う」の表現は、I think 以外にもあります。
I’m sure that(~と確信している) |
I believe that(証拠があって~と思う) |
I’d say that (I think より客観的で控えめな言い方) |
英検®準2級ライティングの型(テンプレート)
書きやすい型(テンプレート)を3つ紹介します。
1,最も覚えやすい
2, First, S V ~.
3, For example, S V ~.
4, Second, S V ~.
5, For instance, S V ~.
6, That is why S V ~.
これが最低限の減点されにくい形です。
反対意見なら、1のことろを I don’t think ~に変えてください。
For example ( For instance )を省略して、具体的な例を書いてもOKです。
2,語数を稼ぎたい
2, One reason is that S V ~.
3, For example, S V ~.
4, Also, S V ~.
5, For instance, S V ~.
6, As the result, S V ~.
決まり文句だけで15語使っているので、残り35語だけとなります。
1の文はQuestionの表現を再利用できるので、自分で考えるのは30語くらいにできます。
3,ちょっと変化のある形
2, To begin with, S V ~.
3, For instance, S V ~.
4, Also, S V ~.
5, S V such as A, B, and so on.
6, Therefore, S V ~.
この形では、In my opinion, と I think that を一緒に使うことができません。
ライティングで点数を稼ぐ方法
英検準2級のライティングは、決まり文句で英作文を書くことができます。
しかし、点数を稼きたいなら、次のことを守ってください。
- 中学生でも書ける単語を使う
- おなじ表現を繰り返さない
- 理由が2つが思いつくほうで、賛成・反対を決める
難しい単語を使うと、スペルミスや文法ミスが増えてしまいます。
単語が簡単すぎるという理由で減点されることはないので、確実に正しく書ける単語を使いましょう。
また、「We can 」や「For example」などは、単語や文法が弱いと無意識に何度も使ってしまいます。
これらは、別の表現を使って言い換えることができるので、言い換え表現を覚えましょう。
使える表現は、こちらの記事で詳しく解説しています。
賛成・反対を思いつきで決めると、理由が2つ書けなくなってしまいます。
先に書けそうな理由2つを考えてから、賛成・反対を決めましょう。
また、英作文の練習は1回書けたら、次の問題に進むのはもったいないです!
賛成で英作文を書いたら、反対でも英作文を書いてください。
理由の考え方は、こちらの記事で解説しています。
英検準2級ライティングの問題は「英検準2級ライティング大特訓」
こちらの記事に練習問題もあります。