英検準2級は、公式ホームページでも高校中級程度のレベルとされています。
教育や科学を題材とした長文もあり、覚えるべき単語・熟語の数も3級より格段に増加。
しかし、中学生あるいは小学校高学年で準2級に合格している人もたくさんいます。
本ページでは、3か月の勉強期間で準2級に合格する方法を解説します。
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自分の実力を知る
英検準2級は、「読む」「聞く」「書く」「話す」の英語の4技能を総合的に測る試験です。
それぞれの配点は「600点」ずつ振り分けられ、一次試験が1800点、二次試験が600点。
公表されている合格点は、一次試験が1322/1800点、二次試験が406/600点となり、4技能それぞれの試験で約70%が合格の目安となります。
しかもCSEスコアという独自の採点方法を用いているので、1問あたりの配点はわかりません。
過去問は公式サイトで3回分無料ダウンロードできます。
まずは、過去問を解いてみて、合格できそうと手ごたえを掴んでから、受検を申し込んでください。
3級に合格した小学生
準2級以上は、高校生レベルの試験なので、英文法、社会問題、国語力も問われます。
まずは3級に合格していることが前提です。
小学生向けの問題集として、申し込み前におすすめの1冊があります。
単語は抽象度が増して、高校生でも覚えるのが難しいものが出てきます。
機械的に単語をバラバラに覚えるよりも、短いフレーズで覚えることがおすすめです。
例えば、likely :~しがちである、よりも、It‘s likely to rain. 「雨が降りそうだ」との例文で覚えるのが、効果的。
単語帳は、こちらをおすすめします。
3級に合格している中学生
準2級は、まだ学習していない英単語と文法が多いです。
そんな中学生向けのテキストにおすすめの1冊があります。
旺文社の 「中学生のための英検準2級合格レッスン」という本もあります。
目次を見れば明らかで、「わからないをわかるにかえる」のほうが、学習内容にバランスがとれています。
学研の「ひとつひとつわかりやすく」は3級までが有効ですが、準2級の評価はイマイチです。
英単語は小学生のところでおすすめした「キクタン」が中学生にも向いています。
過去問をする前に、「キクタン」と「わからないをわかるにかえる」の2冊をやり終えましょう。
3級に合格している高校生
準2級は難しい文法問題はほとんどありませんが、語句の知識を問う問題が増えます。
高校生にとって、弱点はやはりリスニングとライティングではないでしょうか。
まずは「出る順パス単」で英単語と発音を覚えていきましょう。
ライティングについては、こちらのページで詳しく説明していますので、ご覧ください。
英検®準2級対策は3か月前が目安
この記事を試験前日や一週間前に読んでいる人もいるでしょう。
英検は、英語に関する「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能を習得するための試験です。
これら4つの力を身に着けるには、遅くても3か月前から計画的に勉強することが欠かせません。
高校生ではない人、英語力に不安がある人、高校生で英語力に自信がある人とに分けて、勉強法を説明します。
基礎的な力をつける(1か月目)
単語・熟語を覚える
準2級は3級と比べて、単語・熟語の数が2倍近く増えます。
「キクタン」「パス単」などの単語帳を使って覚える際にいくつかのポイントがあります。
- 発音を知らない単語は覚えられない
- 例文やフレーズで覚える
- 毎日覚える
- 単語帳は1冊だけにする
始めて目にする単語は、音声を聞いて自分の口で発音してみましょう。
「キクタン」にはCDがついていますが、「パス単」は音声をダウンロードする仕組みです。
旺文社のアプリ「英語の友」では、1日10問のスピーキングテストと20問のリスニングテストが受けられます。
シャドーイング(音読)をする
単語・熟語を半分程度覚えた後に、リスニング対策を始めましょう。
準2級のリスニングは1回しか音声が流れないので、3級と比べても難しいです。
ネイティブの発音が良すぎて、さっぱりわからない人もいるのではないでしょうか。
そんな人でも、リスニングにはちゃんとした勉強法があります。
最初は音声の速さについていけないと感じるでしょう。
音声速度を0.8倍に下げて練習するのもアリです。
「英語の友」では、音声速度を変えることができます。
PC向けの無料音声編集ソフトAudacityも有用です。
慣れてきたら標準速度に戻して練習しましょう。
英語は普段使わない筋肉を使うので、頬と口が疲れます。
これは鍛えられている証拠なので、音読を続けましょう。
語句・文法の問題集を解く(2か月目)
ある程度、単語を覚えられてきたら、語句・文法の始めましょう。
シャドーイング練習と同じタイミングでもOKです。
先ほど紹介した「わからないをわかるにかえる」の他に、「20日集中ゼミ」もおすすめです。
高校生には、「20日集中ゼミ」のほうが向いているでしょう。
ライティングの練習をする
「わからないをわかるにかえる」、「集中ゼミ」はライティングの練習が不足しています。
ライティングの練習は、こちらのテキストがおすすめです。
高校生以上には、こちらもおすすめ。
過去問に慣れる(3か月目)
ここまでの勉強は、過去問を解くための基礎的な力をつけるためのものです。
受検申込の締め切りから、約1か月後に1次試験が行われます。
申込をするはどうかは、過去問を解いて約7割正解できるかどうかで、判断してください。
過去問は一度解いて終わり、とするのは、やる意味が薄いです。
間違えた問題、たまたま正解だった問題は、必ず解説を読んで、ノートにまとめましょう。
リスニング問題は、復習で音読をしてください。
英検1級合格を目指している数学教師ナナナイルさんが、おすすめの教材を紹介しています。
英検準2級から3級レベルの「読む」「聞く」「話す」力がつく、とのことです。
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