【高校生】定期テストの勉強はいつから始める?

高校生の定期テスト勉強法 勉強法

高校(進学校)の勉強量と難しさは、中学校の3倍から5倍です。

僕は中間考査を作った経験があるから、その攻略法を解説できます!

中学校と同じノリで定期テストを乗り切ろうとすると、高1年で格差が開き、将来の進学まで影響が。

今のうちに中学校と高校のテスト勉強の違いを理解しておきましょう。

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高校定期テストの特徴

恐怖!赤点とは

まずは高校(進学校)でのテストは、主に3種類です。

  • 中間考査・期末考査(定期テストのこと)
  • 校内実力テスト
  • 模擬試験

みなさんご存知、高校のテストには赤点が定められています。

各高校によって異なりますが、34点以下が多いようです。

赤点をとると、夏休みなどに補講や再テストが課されます。

一年間を通じて赤点を取り続けた場合、2年生に進級できないことも!

つまり、テストの成績が悪いと、下級生たちともう1回、1年生をやり直すことになります。

こんな恐怖の赤点は、年5回の中間考査・期末考査などの定期テストにあります。
(実力テストと模擬試験はサボってOKじゃないですよ。)

とはいえ、定期テストはゆるーい罰だけじゃなく、成績優秀者にはおいしいご褒美も

目指せ!大学推薦!

ご褒美はなんと、私立大学の指定校推薦枠!

入試を受けなくても、学校から推薦をもらうだけで、関関同立やGMARCHに進学できることもあります。
(いくつかの大学は、小論文・面接試験を実施)

その基準は、定期テストの得点に応じた全科目の評定平均です。

例えば、こんな感じ―

評定
テストの得点80点以上56~79点55~36点35点34点以下

学校ごとにルールは違いますが、各科目の評定平均4.2以上なら学校からの推薦が得られやすいです

私立大学だけでなく、専門学校もほとんど試験なしで進学できます。

工業・商業など専門高校の場合、学校から優良企業への推薦がもらえることも。

なので、定期テストを頑張ることは、ほぼ100%の高校が推奨しています。

もちろん、国公立大学にも推薦入試があります!

校内選考には、課外活動の他、校内実力テスト・校外模試の成績も考慮れさます。
(国公立大学の共通テストなし推薦は、条件がかなり厳しいです。東京大学もありますよ。)

なので、普段からどのテストも真面目に勉強できている人は、国公立大学も推薦で進学ができます。

実は、僕もセンター試験あり推薦で地元の国立大学に行きました。

中間考査の科目数が激増!

とはいえ、中学校の中間テストと同じノリで勉強すると痛い目にあいます。

中間テストから中間考査に名前が変わる以外にも、たくさん違いがあります。

・中学校の中間テスト

テストの数5つだけ(国語・数学・英語・理科・社会)
テスト範囲2単元くらい
テスト期間2日

・高校の中間考査

テストの数9つ以上(現代文・古典[言語文化] ・数学Ⅰ・数学A・コミュニケーション英語Ⅰ・英語表現[理論表現]Ⅰ・公共[公民]・歴史総合・地理総合・化学基礎・生物基礎など・情報Ⅰ)
テストの範囲2単元くらい
テスト期間4日

国数英はそれぞれ2科目に分かれ、社会と理科も2~3科目に増加します。

授業速度も中学校より速く、1日休むと授業の内容が理解できなくなることも。

肌感覚としては、3~5倍に増えたと感じるはず。

しかし、勉強のコツさえつかめば、コンスタントに80点以上をキープすることは可能です。

高校定期テストの勉強法

テスト勉強をはじめる時期

高校の定期テストの勉強はいつからはじめるのか。

答えは、3週間前から時間がかかる教科を優先しましょう。
(大器晩成な人[のろま+要領が悪い人]ほど、3週間はかけてください)

特に、数学と英語はものすご~~~い分量になります。

テスト範囲の発表はおよそ1週間前ですが、到底間に合いません。

1回のテストで教科書50ページ分出す高校もありますが、各科目教科書25ページ(2単元くらい)が目安です。
(校内実力テストは、参考書50~100ページ以上もアリ)

 

数学・英語に時間をかけよう

もっとも時間がかかるのが、数学と英語です。

どちらも中学校の2倍~3倍くらい進むので、最初は量の多さに苦労します。

テスト勉強の計画例

1日2月3火
数学・英語
4水
数学・英語
5木
数学・英語
6金
数学・英語
7土
数学・英語

数学・英語

数学・英語
10
数学・英語
11
数学・英語
12
数学・英語
13
数学・英語
14
数学・英語
15
暗記系
16
暗記系
17
時間割発表
ワーク・プリント類
18
ワーク・プリント類
19
数学・英語
20
ワーク・プリント類
21
ワーク・プリント類
22
前々日までの暗記系科目
23
前日の科目
24
中間考査
前日の科目
25
中間考査
前日の科目
26
中間考査
前日の科目
27
中間考査テスト後はおねんね
28
2930
テスト返却

テスト返却

テスト返却

自主的に勉強する内容は次のような感じです。

数学(Ⅰ・A両方とも)学校で買った問題集の基本問題を3周以上する
教科書の問題も解く
英表(英語表現)英文法のワークの問題は答えを覚えるくらいする
教科書の問題も解く
コミュ英(コミュニケーション英語)教科書準拠のワークやプリントを答えを覚えるくらいする
教科書の問題も解く

基本的に中間考査など定期テストは、授業でした内容以上のものは出題されません。

問題集・ワーク・プリント類の問題が、そのままテストに出題されることがかなりあります。
(特に数学・英語は徹夜で何とかなる内容ではない!)

なので、コツさえつかめば、中学校のとき苦手だった科目でも80点以上は簡単に取れます。

僕も中学校のとき数学は40点台でしたが、高校では90点以上取ったことがあります。

定期テストの勉強法

テスト勉強は、授業でした内容のワーク・プリントを覚えるまで繰り返し解く、のが効率的です。

その点は中学校の中間テストと同じだと思います。

しかし、高校は内容が複雑で、量が多いです。

ちゃんと勉強ができていれば、80点以上の高得点はだれでも取れます。
(高校にギリギリ合格できた人は、勉強習慣が中学校で出来ていないことが多いです)

その分、スケジュールなど自己管理が出来ていないと、すぐに赤点を取ってしまいます。

各科目のわからないところは早めに見つけて、先生に質問をして解けるようになっておきましょう。

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一夜漬けは危険!

安心しきってテスト直前に本気出せばいいや、という甘い考えは危険です。

テストは4日間あるので、すべて一夜漬けで乗り切ろうとすると、体力が途中で尽きてしまいます。

3日目、4日目の科目はぜんぶ赤点……。

最低でも、テスト2日前までには、全科目のテスト範囲の内容を2周以上解いて覚えてください
(テスト前日じゃ徹夜しても、範囲すべて終わらないことも)

勉強量が中途半端だったところは、テスト結果にぜんぶ出ます。

一部、定期テストは入試とぜんぜん関係ないからテキトーでいいや、なんて考えるヤカラもいます。

しかし受験勉強では、地歴公民と理科に時間を割くゆとりが全然ありません。

教科書に載っている基本を定着させる勉強は、定期テストのときだけです。

一般入試ガチ勢にとっても、英単語の暗記などにかける時間を節約して、入試レベルの演習に時間をかけられます。

定期テストの裏話

実は、僕は中間考査の問題を作ったことがあります。

校内の規定で、平均点がある得点になるように決められています。

それは残念ながら言えませんが。

問題作る人は、授業を真面目に聞いていれば、全員80点以上取れそうと思う問題を作ります。

すると、不思議なことに全体の平均点は、その規定の範囲にピッタリ収まりました。

つまり、定期テストでは「先生が」簡単だろうと思うレベルの問題しか出さないのです。

校内実力テストや模擬試験と比べても、かなり甘々な問題が出されます。
(平均点が赤点以下になることも、たまにアリ。先生も地獄です)

ベテランの先生は、生徒が難しいと感じるか感じないかギリギリのバランスをとるのが上手です。

高校1年生のうちに、勉強のコツや習慣をつかんでください。



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