中学2年生向けに夏休みの勉強法と勉強計画を解説します。
中学校の勉強が半分終わったところ、苦手教科をそのまま放置していませんか?
2学期から難しい単元もたくさん控えているので、夏休みは苦手克服のチャンスです。
教科別に夏休み中にやっておきたい勉強について紹介します。
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夏休みの勉強法
まだ間に合う苦手克服
中2の夏休みにもっとも取り組んでほしいのが、苦手教科(単元)の克服です。
2学期に入ってしまうと、難しい単元が続くので、なかなか復習まで手が回らなくなってしまいます。
中3の夏休みに入ると5教科すべての基礎固めに時間がとられて、苦手科目だけ集中する時間があまりありません。
特に数学、英語はこのチャンスを生かしましょう。
・2学期からの単元
教科 | 単元 | 難しい理由 |
英語 | 比較 不定詞・動名詞 受動態 | 英文の語順がこれまでより複雑になる 長文問題が増える 不規則動詞の過去分詞形が登場 |
数学 | 一次関数 図形の証明(合同・相似) | 比例より式が複雑になる分、問題も難しい 答えまで6行くらい書かないといけない |
夏休みにやっておきたい勉強
そんなわけで、今まで出来ないとあきらめていた教科や単元は、夏休みを期間に復習していきましょう。
今までの勉強はほとんど理解できている人でも、2学期以降は入試頻出の単元が待ち構えています。
教科別に夏休みの期間にやっておきたい内容をリストにしました。
英語 | ・毎日単語を覚える ・単語と教科書の英文を音読する ・中1までの英文法の復習 |
数学 | ・連立方程式までの計算が70%以上解ける ・中1までの数学の復習 |
国語 | ・文法の見分け方 ・論説文や小説の記述問題 ・慣用句・ことわざなどの知識 ・古文 |
社会 | ・中1までの歴史の復習 ・中1までの地理の復習 ・地形図の問題 |
理科 | ・中1までの復習 ・計算問題 |
苦手な強化がありすぎる人は、数学、英語にしぼってください。
テストで70点未満しか取れない教科を優先することをおすすめします。
夏休み期間に、英検・漢検・数検など対策を進めるのもアリです。
夏休みにおすすめの問題集
・苦手教科の復習におすすめの参考書
「ゼッタイわかるシリーズ」
- 勉強がとにかく苦手な人
- マンガとセリフで大事な基本を学べる
- おすすめは数学
ただし余計なセリフが多く、理解の妨げになることもあります。
アマゾンでは中身を見ることができるので、使いやすそうか自分で判断してください。
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズ
- 文字やイラストがわかりやすい
- 文字は少なく、問題もやさしい
- マンガ系が向かない人におすすめ
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは、中学内容まではよくできています。
特に注意力が散漫になりがちな子にも、わかりやすいです。
ただし、テストで40点以上取れる子には簡単すぎて、問題数も少ないかなと思います。
中1で挫折している子は、中1から始めてみてください。
他、「わからないをわかるにかえる」シリーズも、おすすめです。
・問題練習系
苦手教科の復習ができたら、問題練習にも挑戦してみましょう。
学校で使用したワーク(中1から中2まで)を使って復習するのもアリです。
・「10分間復習ドリル」シリーズ
- 1ページで教科書の基本が学べる
- 教科は国語・数学・英語の3種類
- 集中力が続かない子にも向いている
漢字、英単語、計算などに特化したドリルもあります。
教科書の基本レベルばかりなので、不得意分野の復習に最適です。
価格も500円台とお手ごろ。
・「標準問題集」シリーズ
- 問題数が豊富
- 教科書の基本から実力テストレベル
- テストで70点以上取りたい子向け
「10分間復習ドリル」が簡単と感じる人は、こちらがおすすめです。
1つの単元に問題のレベルが3種類あって、ステップアップができます。
定期テストから実力テスト、模試対策にも便利です。
・英単語帳
- 無料アプリで音声が聞ける
- イラストなどページが見やすい
- 例文もある
中学生向けの単語帳は20種類以上、販売されています。
おすすめは、「ターゲット」と「ひとつひとつわかりやすく。」の2種類です。
中2以上であれば、発音と単語だけでなく、例文の日本語訳にも挑戦してください!
長文読解力がついてきます。
英単語の覚え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
夏休みの勉強計画
勉強計画の注意点
やるべき課題がわかったら、計画を立ててみましょう。
計画を立てる際の注意点はこちらです。
- 学校の宿題を優先する
- 部活動、塾、習い事、イベントなどあらかじめ日付に記入する
- 勉強計画は1週間を目安に立てる
夏休み中はどうしてもなまけて、計画どおりに勉強できないことは100%あります。
やる気の起きない日が4日以上続くことを避けるため、1週間ごとに「やること」を決めると集中しやすいです。
部活動は3年生が引退して、練習が大変になることもあります。
なので限られた夏休みを有効活用するために、計画を立てましょう。
勉強計画を立てる順番
テスト前に1~2週間分の計画を立てて進めていますよね?
基本的にはそれと同じ感じにしますが、予定を詰めすぎる必要はありません。
勉強計画なんて立てたことない人は、この順番を見ていきましょう。
1,1週間でやるべきことを書き出す
今年の夏休みは、7月21日(木)から8月31日(水)までが多いと思います。
7月21日(木)から7月27日(水)までの1週間で予定を立てます。
- サマーワーク5教科(学校の宿題)
- 数学の計算問題(中1正負の数)
- 英単語を覚える(毎日2ページ)
- be動詞の文
問題集やワークを買っていると、何ページから何ページまで1週間に進めるなど予定を立てやすいです。
2,1日ごとにやる内容を決める
1週間のやることを決まったら、1日ごとの内容を決めます。
毎日、3時間から5時間くらい勉強時間は確保できていますよね?
1日ごとのやるべきことリスト(to do リスト)を作ります。
- 7/21(木)
- サマーワーク国語・理科5ページ
- 英単語2ページ
- 正負の数(分数の計算まで)
3,毎日「できたこと」と「できなかったこと」をふりかえる
その日のうちにできたことは、横線を入れます。
- 7/21(木)
サマーワーク国語・理科5ページ- 英単語2ページ
正負の数(分数の計算まで)(かけ算・わり算まで)
こうすることで「できなかったこと」を把握することができます。
4,先週の反省を生かして、次週の予定を立てる
予定通りに進まなかったら、その原因を考えます。
苦手単元が分からなかった、スマホを見すぎた、など
・分からない問題は先生に聞く
・スマホで動画・SNS・ゲームは1日2時間まで
今週の予定(7月28日(木)ー8月3日(水))
- サマーワーク数学・社会
- 英単語を毎日覚える
- 正負の数(指数の計算・分配法則)
- 文字式
勉強計画がどうしても立てられない人へ
勉強計画の立てる順番をまとめると、こうです。
- 1週間でやるべきことを書き出す
- 1日ごとにやる内容を決める
- 毎日「できたこと」と「できなかったこと」をふりかえる
- 先週の反省を生かして、次週の予定を立てる
こうした計画を自分で立てられない人は、プロの力を借りましょう。
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