難関大学の受験勉強はいつから?

難関大学の受験勉強 勉強法

大学入試に向けて高校3年4月から受験勉強を始める人が多いと思います。

ところが、毎年「もっと早く始めたらよかった」、「ぜんぜん時間が足りない」との悲鳴も。

共通テストで8割以上必要な難関大学の場合、2次試験の対策に半年以上はかけたいですね。

東大、京大、早慶など難関大学に現役合格するために、受験勉強はいつから始めるべきか解説します。

高3夏まで部活で忙しい人も必見です。

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難関大学の受験勉強で大事なこと

難関大学の受験勉強で大事なこと

受験勉強でまず守ってほしいことを先に説明します。

  1. 教科書にある基礎をすべて身に着ける
  2. 学校の先取りは効率的でない(高3の地歴は除く)
  3. 規則正しい健康的な生活をする
  4. 志望校のレベルを知る

大学入試は、大学に来て講義やゼミの内容をちゃんと理解できる学生を選ぶための試験です。

専門的な内容は大学で勉強するので、それ以前の基礎的な国語力、数学・英語の力が入試で試されます。

高校の教科書に書いてあることは分かって当然だよね? ということです。

しかし、この基礎というのが、厄介なのです

定期考査の前に一夜漬けで丸暗記できるようなレベルではありません。

基礎とは、覚えた内容をいろんな形で使いこなす力なのです。

広く浅い知識ではなく、高校の範囲で深い理解をしているか、が問われます。

なので、学校を先取りした学習より学校で今学んでいる内容を隅々まで理解するほうが、優先度が高いです。

定期考査の勉強は不要?

受験生のなかには、ネット上の受験オタクの口車に乗せられることも多いです。

一部、定期考査で本気になるのは時間の無駄という意見も。

しかし定期考査を受験の足を引っ張る邪魔者と考えるのは早計ですよね。

学校の授業をちゃんと聞いて、自宅で復習をし、その成果が定期考査に現れます。

まして部活で忙しい人こそ、定期考査が大事です。

定期考査は単元が絞られ、なおかつ問題も入試よりはるかに簡単です。

このタイミングで基礎を身に着けられなかったら、効率が悪いですよね。

1回勉強するチャンスを失ってしまうのと同じです。

1回の勉強で基礎を身に着けるのは難しいですが、定期考査の勉強が後の受験勉強に響きます。

基礎の学び直しは何回もできないので、共通テストや2次対策に時間をさけなくなります。

多くの受験生が時間が足りないと嘆く理由は、このためなのです。

基礎を学んでも、得点につながるまでには1ヶ月から3ヶ月はかかります。

現在高2で改めて高1の基礎から学び直したい場合、定期考査を無視するのは大きなロスです。

難関大学の受験勉強はいつから

受験勉強を始めるタイミング

こちらに挙げるのは、ほんの1例です。

志望大学のレベル、受験に必要な科目でも変わってきます。

たとえば、某難関大学の経済学部志望で考えてみましょう。

科目:共通テスト(5教科7科目)、個別試験(国語・英語・数学)
配点:共通テスト50%、個別試験50%(英語は150点、他100点)
目標得点:共通テスト80%、個別試験60%

理想は、高2夏休みからです。

部活で忙しい人は、毎日1時間以上の勉強時間を確保してください。

部活の引退が高3夏だとしても、360時間以上先取りできます。

国語・英語・数学の始める時期と内容

最も時間がかかるのは、国語・英語・数学です。

時間がかかって、やることが多い教科から勉強を始めることがおすすめ。

国語の現代文は、覚えることが最も少ないですが、コツをつかむまで時間がかかります。

しかし現代文を制する者が、大学受験を制すると断言できるくらい、現代文は基礎中の基礎です。

各教科の開始時期と具体的な内容は次のとおり。

高2夏~高3春高3春の1学期
国語現代文(基礎用語・基本的な論述問題)
古文(古文単語・文法)
現代文(マーク模試)
古文(和歌・基本的な読解問題)
漢文(助字・句法の基本)
英語単語(単語帳を1冊を1周する)
音読(速読英単語必修編)
文法(エバーグリーンの例文)
単語(単語帳2周目)
長文(マーク模試で時間内に解く)
音読(速読英熟語)
数学数1A(青チャートの例題)
数2B(青チャートの例題)
青チャートの例題

1日1時間ですべての教科の課題をこなすのは不可能だと思います。

英語の単語帳と速単の音読はテスト期間を除いて、毎日やってほしいのですが、その他は、英語の日、数学の日、国語の日などに、分けましょう。

部活で高3夏まで時間がない人は、1学期にやる内容を夏休みまでずらしましょう。

高1の人は、『速読英単語入門編』の音読をおすすめします。

速単の使い方については、下記のページをご覧ください。

その他の科目の始める時期

その他、地歴公民、理科の始める時期を説明します。

共通テストが始める前後から、地歴公民は単純な暗記科目でなくなってきています。

グラフや文章の読み取り、教科書の知識を踏まえて、解かせる問題が今後も増えます。

しかし、国語・数学・英語がちゃんと出来ていれば、難しくない問題がほとんどです。

開始時期は、高3春からがおすすめです。

部活で忙しい人は、遅くても高3夏休みから開始してください。

日本史の勉強法は、こちらをご覧ください。

世界史の勉強法は、こちらをご覧ください。

政治・経済の勉強法は、こちらをご覧ください。

倫理の勉強法は、こちらをご覧ください。

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