英検5級は、中学準備にとっておきたいレベルです。
英語の勉強を始めるきっかけに、英検5級にチャレンジするお子様も多いです。
知識ゼロから英検5級に受かるまで、保護者ができる英語の教え方を解説してまいります。
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*英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
*このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
英検®5級の試験内容
英検5級のレベル
英検5級のレベルは、「中学初級程度」とされています。
およそ、中学1年の2学期末までに学習するような、be動詞から現在進行形までの内容です。
しかし文法以上に大切なのは、「単語の発音と意味」をちゃんと覚えているか、になります。
加えて、過去問に触れて、マークシート方式の試験に慣れる、など準備が大切です。
英検5級の内容
英検は原則「読む・聞く・書く・話す」の4技能の力を「均等」にはかる試験です。
ただし、5級では「読む」と「聞く」の試験だけが課されます。
得点は1問につき17点という配点ではありません。
英検CSEスコアという、毎回試験で統計的に得点が変化する形式をとっています。
合格基準は419/850(正答率49%以上)ですが、60%以上が安全です。
「読む(リーディング)」、「聞く(リスニング)」ともに、15/25問以上を目指してください。
「スピーキングテスト」はオンラインで録音をして行いますが、直接の合否には関わりません。
リーディング (425点満点) | 穴埋め問題 | 15問 |
会話問題 | 5問 | |
並び替え問題(英文をつくる) | 5問 | |
リスニング (425点満点) | 会話の応答 | 10問 |
会話の内容 | 5問 | |
イラストの内容 | 10問 |
英検5級の合格率
2016年から現在の形式になり、公式サイトから具体的な合格者数などは発表されなくなりました。
ちなみに、2015年以前は合格率80%くらいで推移していました。
それでも受験者のほどんどが受かるとまでは言えません。
準備不足が原因で、英検5級に落ちたという話もよく聞きます。
小学生のうちは、水泳・書道など「習い事」感覚で受けることがおすすめです。
英検5級に落ちても英語が嫌いにならず、勉強を続けられるようフォローをしてください。
英検®5級の合格する教え方
子供を英語嫌いにしない
英語の勉強を始めるとき、最も大事なことは、子供を英語嫌いにしないこと、です。
一度英語が嫌いになると、あとで取り返すのが大変になります。
進学・就職など英語能力が求められる場面が、今まで以上に増えてきています。
なので、英語が嫌いになることは、子供にとって大きなマイナスになります。
親心からつい焦って、子供に過度な課題を与えていないでしょうか?
英語の教えるとき、次のことに注意してください。
- 子供の気持ちに寄り添う
- 子供に過度な能力を要求しない
- スモールステップを踏む
アルファベットの教え方
保護者の方は、英語の発音に自信がおありでしょうか?
ネットの発達した今日では、英語の正しい発音を簡単にチェックできます。
- google翻訳
- Oxford Learner’s Dictionary など
たとえば、「C」を「シー」とカタカナをふろうとしていませんか?
「スイ」でもありませんよ。
後で 「she」と「sea」の違いがわからないことになってしまいます。
他、「F」、「V」、「th」、「L」、「R」など、カタカナにできない音が大量にあります。
間違っても、アルファベットや英単語にフリガナをつけることは絶対にしないでください。
英語の発音と文字が一致しないために、英単語が覚えられない問題が起こるからです。
しかし近年の英語教材は、音声の再生機能がついているものがほとんどです。
英語の発音に自信がない方は、親子で一緒に音声を聞いて音読練習をしてみましょう。
QRコードで発音練習ができる「小学英語きれいな発音・書き方ドリル1」がおすすめ!
英単語の教え方
アルファベットが書けても、英検5級の単語を覚えるのはまだ早いです。
英検対策に入るまで、学習する内容に順序があります。
- アルファベット(大文字と小文字)
- フォニックス(3~5文字の単語を60語)
- 英検5級の英単語(約600語)
フォニックスは、英単語の発音とスペルをつなぐルールのことです。
フォニックスを知っていれば、「apple」を「アププレ」なんて呪文で覚える必要がなくなります。
先ほど紹介した「小学英語きれいな発音・書き方ドリル1」でもフォニックスの練習が可能です。
フォニックスのルールは、こちらのページにまとめています。
小学校中学年くらいまでは、「でる順パス単」が難しいと感じるかもしれません。
はじめは「小学生の英検5級英単語カード600」を使って、英単語にふれるのがおすすめです。
英単語は、次の手順で覚えてください。
- 音声を聞いて、発音練習する
- 英単語を見て、発音と意味が言える
- ノートに単語を書く(5回くらいで十分です)
- テストをする
この手順は、小学生から大人まで共通です。
単語を何十回とノートに書かせるだけは、英語嫌いを生むのでやめましょう。
英文法の教え方
小学生の段階では、中学生と同じような英文法の教え方だと理解できないおそれがあります。
そのため、小学生に教える場合は、「問題をとく経験」をくりかえして学ぶことが重要です。
具体的には、次のようなやり方があります。
- 先に簡単なルールだけを説明
- 問題をといて、ルールをふりかえる
- 分からない単語は、線を引いて意味を書かせる
簡単なルールとは、Iはam, youはare、he, sheや名前はisとセット、という程度です。
「所有格」や「目的格」、など子供がすぐに理解できない言葉は、使わないようにましょう。
「pen とセットになるのは、meじゃなくmy の仲間」と言ったほうが、わかりやすいです。
子供は問題を解く経験によってパターンを知り、英検の問題が解ける力をつけていきます。
英検5級の英文法をゼロから学ぶのに、「わからないをわかるにかえる英検5級」がおすすめです。
問題を何度でも解けるように、ノートに答えを書いて使ってください。
過去問の教え方
過去問は、「わからないをわかるにかえる」などテキストを1周できてから始めてください。
英検の公式サイトから、3回分の過去問を無料で見ることができます。
合格の目安は、リーディング15/25問、リスニング15/25問です。
過去問は問題を解いて、正答数に一喜一憂するのが目的ではありません。
間違えた問題はすべて、かならず正解は何か復習してください。
ただし無料公開している問題には、解説がありません。
解説でくわしく知りたい場合、「英検5級過去6回全問題集」がくわしいです。
弱点や苦手なところが見つかったら、テキストに戻って復習をしましょう。
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- 英検対策を重視
*英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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